佳子さま、苦境にある姉宮のお立場を少しでも和らげたい…昨年から一転「ご公務ラッシュ」

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 正式な発表には至っていないものの、紀子さまは7月にオランダ、10月にスペインをご訪問される。2018年10月に初めて単独で海外をご訪問された際は、ご帰国が眞子さまと小室圭さんの結婚式の1週間前という、タイトなご予定だった。結果的に式は流れたものの、果たすべき務めをなさるこうしたご姿勢によって、小室問題でダウンしたご一家のイメージは、回復へと向かうかもしれない。

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 その兆しは、次女・佳子さまの近況にも窺えるのだという。

「新年を迎え、佳子さまのお出ましの回数がとみに増えています。もともと年始は宮中行事が多いのですが、それを差し引いても1月は23日の『東京国際キルトフェスティバル』をはじめ、27日には『聴覚障害児を育てたお母さんをたたえる会』にご臨席。そして31日には『関東東海花の展覧会』をご覧になるのです」(皇室ジャーナリスト)

 それらは、昨年まで秋篠宮さまや紀子妃が出席されていた行事で、佳子さまが引き継がれた格好である。

「昨年の夏、皇嗣職の会見で、複数の若い女性記者から『佳子さまは普段、何をなさっているのか』『ご公務がこれだけでは時間を持て余すはず』と、大学卒業後に進学も就職もなさらないお暮らしに疑問が呈される一幕がありました。実際に当時のお出ましは、ほぼ週に1回程度でしかなく、9月のオーストリア・ハンガリーご訪問では“観光名所ばかり”との批判もみられました」(同)

 帰国後は肌も露わにダンスに興じられるお姿を撮られ、またぞろ物議を醸してしまったわけだが、現在は一転して“ご公務ラッシュ”。秋篠宮家の事情を知る関係者は、

「佳子さまは“このままではいけない”との思いを強くなさったのでしょう。それは紀子妃殿下に諭されたというより、秋篠宮殿下が昨年の会見で述べられた『何かひとつ、ライフワークとして持てるものがあれば』とのお言葉に触発されたのだと思われます。そうすることで、苦境にある姉宮のお立場を少しでも和らげたい。佳子さまからは、そうしたまなざしが窺えるのです」

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「現在、眞子さまの結婚問題に端を発し、秋篠宮家が課題を抱えているのは事実です。プラスに捉えてもらえそうな情報を発信したい、とご一家に近い人物が考えても不思議はありません」

 その上で、

「佳子さまが1月31日に出席される『関東東海花の展覧会』は、もとは昭和の時代から皇太子さまがお出ましになってきた行事です。4月の立皇嗣の礼も近づいており、これまでお出ましの頻度が少なかった佳子さまのご公務が増えれば、ご一家にとって明るい話題にもなるはずです」

 とはいえ、肝心の眞子さまの「運命の刻(とき)」はまもなくやって来る。ご一家を挙げた“失地回復”作戦の首尾は、果たして……。

週刊新潮 2020年2月6日号掲載

特集「宮内庁は未発表でも『紀子妃』オランダ単独訪問の“失地回復”作戦」より

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