橋本聖子五輪大臣と高橋はるみ議員が「たこしゃぶ接待」で公選法違反疑惑

国内 政治

  • ブックマーク

Advertisement

「事務所の計らい」

 自民党の道連関係者によれば、

「陣営の仕切り役があまり選挙のわかっている人ではなく、高橋さんのウグイス嬢の集まりも悪かった。そこで、橋本さんのところでやることが決まっていた吉田さんに白羽の矢が立ったと聞いています。だからなのか、選挙運動費用収支報告書もめちゃくちゃで……」

 その一つとして宿泊費の問題がある。

「実は高橋さんの収支報告書には選挙期間中の本人や運動員らの宿泊費が1泊分すっぽり抜け落ちているのです。7月11日に稚内に宿泊した際のものなのですが、法定の宿泊費を超えるホテルに泊まったんです。法令では1泊2食付きで1万2千円までと定められているのに、ひとり2万円を超えてしまった。スタッフ全員の支払いは総額で約41万円だったそうで、夕飯にたこしゃぶが出てきたとか。これでは立派な運動員買収となり、領収書を選管に出すことができなかったのです」(同)

 宿泊した高橋陣営のスタッフは、

「普段の食事は千円以下のお弁当なのに、その日はホテルの夕食でした。大変だから、という事務所の計らいでしょう。いつもよりゆっくりできたのではないですか。橋本陣営も一緒のホテルでしたよ」

 まさに、「たこしゃぶ接待」。これが疑惑その1である。

(2)へつづく

週刊新潮 2020年2月6日号掲載

特集「『橋本聖子五輪大臣』と『高橋はるみ議員』が“共犯関係”となった『疑惑のウグイス嬢』」より

前へ 1 2 3 次へ

[3/3ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。