離婚で株を上げたSHELLY、さっぱりキレがないフジモンが参考にすべき芸人は……

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陣内を目指せフジモン

「離婚前にカウンセリングを受けた芸能人の話なんて聞いたことがありません。元々、彼女はバカ話あり、毒舌ありで、表裏なく、ズバッとものを言うタイプでしたが、身を切る真面目な話もぶっちゃけた。攻めのトークに拍車が加わり、最後は田中みな実とのバトルにまで発展させ、笑いに転じさせました。業界でも“離婚後のSHELLYはさらに面白くなった”という声がもっぱらです」(同・他局プロデューサー)

 離婚をステップに……もとい、離婚後に人気が出た“先輩”には、“ゆうこりん”こと小倉優子(36)がいたが、

「不倫騒動を起こした夫と別れたことで、同情もありました。しゃべりの上手いタイプではありませんでしたが、芸人にイジられたりするうちに、離婚ネタもちょいちょい話すようになり、素を出すようになりました。2人の子供のシングルマザーとしての奮闘ぶりがテレビに出るようになると、ママタレとして人気者に。ただ、彼女も再婚して、ちょうどシングルマザーのイスが空いている。身を削る姿勢はバラエティにおいては、評価アップに繋がります。もっとも、誰でもぶっちゃければいいというものではない。売れたい、目立ちたい、という気持ちが透けて見えるようでは、視聴者は引きますからね。その点、SHELLYの場合、離婚の経緯を隠さず話したのは彼女らしいし好感が持たれます。ママタレとしても、結婚相談を受ける立場にもなれるかもしれません」(同・他局プロデューサー)

 一方、昨年大晦日に離婚を発表して驚かせたのが、お笑いコンビ・FUJIWARAのフジモンこと藤本敏史(49)だ。

「ユッキーナこと木下優樹菜(32)と別れましたが、彼女のほうは“タピオカ騒動”がしばらく収まりそうもないので、ママタレとしての活躍は無理。その彼女と2010年に結婚して以来、長らく“おしどり夫婦”と言われていましたからね。フジモンは、離婚原因は騒動とは無関係としつつも、どうしてもタピオカ騒動が付きまといます。芸人仲間がイジろうにも、ボケもほどほど、ツッコミにも気を遣うなど、離婚ネタを笑いに変えられない状況です」(同・他局プロデューサー)

 離婚後に鳴りをひそめた芸人と言えば、陣内智則(45)が思い出される。

「そういった意味では、離婚ネタを封印した先輩芸人と言えますね。相手が藤原紀香(48)でしたから、彼女の名を出すことはもちろん、離婚に触れることすらできなかった。芸人としては、格好のネタだけに、つらかったと思います。しかし、時が経つにつれ、芸人らしくイジられるようになり、お互いに再婚した今では、テッパンネタになっています。離婚後に落ち込んだ人気も回復し、さんまさんの番組をはじめ、バラエティになくてはならない芸人として業界で認められています。フジモンもまだ時間はかかりそうですが、陣内を目指して頑張るしかないでしょう」(同・他局プロデューサー)

 イジり倒してもらうしかないか。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月24日掲載

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