闇営業、薬物芸能人……危ない時事ネタで攻めまくるナイツ“地雷漫才”の評価

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評価に塙は困惑?

 前述の関係者は「地雷ネタを笑いに変える能力に限定すれば、ナイツさんは爆問さんを超えたでしょう」と断言する。

「今後、ナイツはこの手の危ないネタで勝負してくると思います。他のコンビでは真似できない、彼らだけの得意技になる可能性があるからです。当然ながら世の中にヤバいニュースが起きないことはなく、ネタがなくなることもありません。新しい段階に入ったナイツに、特に今年は要注意です」

 ちなみにナイツの塙は、2019年8月にマイナビニュースの取材に応じ、「ナイツが大切にする“新鮮さ”―時事ネタ漫才の反響『理解できない』」のタイトルで配信された。時事ネタに関する部分を引用させていただく。

《――話題になったといえば最近、事務所ライブや大阪ドームの試合前に披露した時事ネタ漫才もかなり反響がありました。反響の大きさについては、どう感じましたか。

:なんであれがあんなに反響があったのか、いまいち分からないですね。寄席芸人なんてみんなあんなのやってますから。だからよっぽどみんな漫才をやっていないんだなと思いますけどね。漫才師が100人いたら80人くらいはやってもいいようなネタです。あれを「すごいね」とか「やるんだ」と言われることがあんまり理解できないですね。当たり前の感じでやっていましたから》

 ちなみに記事にある「試合前に披露した時事ネタ漫才」は「吉本の闇営業」だったのだが、謙遜というよりは、本当に困惑しているようにも読める。

 実のところ地雷ネタと考えているのはテレビ局と視聴者だけで、当の2人にとっては、ごく当たり前のネタなのかもしれない。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月20日掲載

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