「歌会始」を機に考える、天皇の和歌が秘める外交発信力

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 令和になって最初の歌会始が16日に開かれる。皇室行事である「歌会始」を通して、短歌は皇室と国民をつなぐ文化のひとつとして定着してきたことは間違いないが、両陛下が詠まれる短歌も国際親善や相互理解に小さくない役割を果たしていることはもっと知られていいだろう。

 歌会始には日本に駐在する外国大使も招待される。外国人にとって歌会始で披露される短歌は「31文字の詩」だが、大使たちにとっては昨年の即位の礼に続いて、日本が守ってきた長い伝統文化に改めて触れる機会となる。...

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