「ワースト紅白」の切り札は一夜限りのSMAP再結成 23回出場のデータが裏付ける貢献度

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 以後、ファンや関係者の間では一夜限りでもと再結成が切望されているが、実現に至るムードは今のところない。SMAPの紅白のステージは、15年が最後となったが、出場は23回。トップバッターと大トリを両方経験した唯一のアーティストだが、その貢献度も絶大であることは、以下の数字を見れば一目瞭然なのだ。

 出場年/歌唱楽曲/歌手別視聴率と順位/第2部(後半)の平均視聴率

 *歌手別視聴率順位トップ10入りした年度のみ掲載、視聴率はすべてビデオリサーチ調べ・関東地区

1995年「がんばりましょう」「俺たちに明日はある」「どんないいこと」 52.9% 7位(50.4%)

1997年「セロリ」「ダイナマイト」 52.8% 8位(50.7%)

1998年「夜空ノムコウ」 61.6% 5位(57.2%)

1999年「Fly」 56.1% 2位(50.8%)

2000年「らいおんハート」 51.8% 1位(48.4%)

2003年(大トリ)「世界に一つだけの花」 57.1% 1位(45.9%)

2005年(大トリ)「Triangle」 48.6% 1位(42.9%)

2006年「ありがとう」 48.8% 1位(39.8%)

2007年「Dear WOMAN」「弾丸ファイター」 43.9% 1位(39.5%)

2009年「そっと きゅっと」「世界に一つだけの花」 48.7% 2位(40.8%)

2010年(大トリ)「This is love」「Triangle」 48.9% 1位(41.7%)

2011年(大トリ)「not alone~幸せになろうよ~」「オリジナル スマイル」 48.2% 1位(41.6%)

2012年(大トリ)「Moment」「さかさまの空」 49.4% 1位(42.5%)

2013年(大トリ)「Mistake!」「Joy!!」 48.1% 4位(44.5%)

2014年「SHAKE」「世界に一つだけの花」「Top Of The World」 46.1% 3位(42.2%)

2015年「Otherside」「Triangle」 41.2% 7位(39.2%)

 いかがだろうか。

 8度にわたって歌手別視聴率1位を獲得し、大トリをつとめる年が多かったことを差し引いても、出場した第2部の平気視聴率をことごとく上回り、視聴率の“底上げ”に貢献していたのだ。

 先日、昨年の紅白の視聴率が発表され、第2部は2部制になった89年以降ワーストとなる37.3%を記録してしまった。

 もはや、サプライズと呼べる大物歌手たちは出尽くし、企画は頭打ち。視聴率回復のために打つ手なしという状況。

 しかし、そんな状況を打開できるのは、もはや再結成が実現した場合のSMAPしかいないようだ。

週刊新潮WEB取材班

2020年1月7日掲載

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