「アナと雪の女王2」にステマ騒動、ディズニーも認め謝罪

エンタメ 芸能 週刊新潮 2019年12月26日号掲載

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〈なぜ心配をする? ベストを尽くしたなら、心配してもなにも良くはならない〉

 ディズニー社の創立者、ウォルト・ディズニーの言葉だ。今、ディズニー・ジャパン社はこの言葉を胸に刻んでいることだろう。

 日本歴代興行収入3位だった前作の初動と比較しても、2倍の興収というロケットスタートを切った「アナと雪の女王2」。4週連続で首位を守ったこの勢いは、想定内といえる結果だ。しかし、公開から10日あまりが経った昨年12月3日、SNS上で不穏な動きが見られた。

「ツイッターに7人の漫画家がほぼ同時に『アナ雪2』の感想を漫画にして投稿したんです。漫画家にギャラやチケットを渡して感想を依頼するケースはあるが、その場合は、“PR”と明記される。今回の漫画には全てPRの明記がなく、ステマでは、とネット上で騒ぎになったのです」(ITジャーナリスト)

 最近ではお笑い芸人が京都市をPRした際にも問題になったステマ。中立を装った広告は違法とされてこそいないものの、明記のガイドラインも定められている。

 ディズニー・ジャパンは、ステマ疑惑に対し、「PR」と明記してもらう予定だったが、コミュニケーション不足により表記が抜け落ちてしまった、と意図的ではなかった旨を釈明。漫画家の一人は〈つけ忘れて大変失礼しました〉と謝罪し、火消しに走った。が、状況は悪化の一途をたどる。

「今年公開のディズニー映画『アベンジャーズ』『アラジン』などでもPRと謳わずに感想として漫画を描かせるステマが発覚しました。さらに、代理店がPR表記はつけないよう依頼してきたと、漫画家が告白。忘れたのでもコミュニケーション不足でもなく、故意に表記を除外したことが表沙汰になったのです」(同)

 12月11日、ディズニー側もステマを認め謝罪。「アナ雪2」の好調ぶりに水を差す事態になったのだ。

「過度な宣伝が必要ない人気作で、人に夢を与えるはずの企業が危ういステマに手を染めた。イメージダウンは避けられない」(同)

“ありのまま”で良かったのにね。