追悼・金田正一さん 監督時代、選手にタイトルを獲らせるために考えた“2つの奇策”
横浜、ロッテの監督を務めた近藤昭仁氏、阪神で活躍したジーン・バッキー氏、バックトスの名手・鎌田実氏らファンの記憶に残るかつての名選手が相次いで鬼籍に入った2019年。史上最多の通算400勝を挙げた金田正一氏(10月6日逝去、享年86)もその一人である。
金田氏といえば、国鉄時代の1958年の開幕戦で巨人のルーキー・長嶋茂雄を4打席連続三振に打ち取ったエピソードをはじめとする大投手伝説に加え、当時プロ野球記録だった通算8度の退場劇やロッテ監督時代の近鉄戦でトレーバーにお見舞いした“金やんキック”など武勇伝にも事欠かない。...