新潟女児殺害事件「車ではね2度首を絞め殺害でも無期懲役」で裁判員制度の「自殺」

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永山基準という呪縛! どうして「新潟女児殺害」「熊谷6人殺し」が死刑じゃないのか(2/2)

 埼玉県熊谷市の民家に次々と侵入し、幼い少女2人を含めた6人を殺害した事件。一審の裁判員裁判で言い渡された死刑判決は破棄され、ペルー国籍のナカダ・ルデナ・バイロン・ジョナタン被告に高裁が下したのは、無期懲役の判決だった。

 一審の死刑判決が裁判官だけで審理される二審で破棄された事件の例は、裁判員制度がスタートして以降、6件を数える。背後にあるのは、1983年の「永山基準」だ。昭和末期に生まれた死刑の適用基準が、いまも影響力を保っている――。

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