セクゾ「菊池風磨」は生田、風間に続く才能 ジャニーズ幹部も「嬉しい誤算」と大喜び

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僕はもっと芝居上手くなりたい!

 初日、中止決定の直前に行われた会見では、演出の森氏から「本当に大変でした。僕のひと夏を返してほしいくらい」とボヤキも出た。

「ただ、そういう発言ができるほど打ち解けた状態でしたね。菊池も『森さんの演出は厳しいです。インスピレーションが豊かな方なので、昨日言ったことと違う演出をなさるんですよね……』と言えば、森さんも『おっ、悪口か?』と返したり。大谷さんは、菊池の演技よりも、彼が差し入れた“梨”を絶賛すれば、菊池も『差し入れ奉行です!』と答えるなど……いい雰囲気でした」(同・演劇評論家)

 さすがは座長、差し入れの気配りもできていたようだ。芸能記者が語る。

「台風のため初日から中止というアクシデントがありましたが、振替公演で無事に千秋楽。菊池もほとんど初舞台と言ってもいい状態で、ハムレットの主役を任されて、相当プレッシャーになっていたのでしょう。打ち上げの時には、かなりお酒を飲んだそうですよ。演出の森さんには『またやりましょう。僕はもっと芝居上手くなりたい!』と力説していたそうです。実際、周りの評判は本当に良かったですからね。ジャニーズ幹部も『嬉しい誤算』とまで言っていましたから、今後、菊池には役者としての期待がかかってくると思います」

 ジャニーズに限った話ではないが、アイドルを抱える芸能事務所としては、音楽番組も減る中、テレビに出演し続けるには、バラエティや役者を目指さざるを得ない状況だ。

「特にジャニーズの場合、すでに司会業は飽和状態ですからね。また嵐のあとが出てこない状態でもある。セクゾ、Hey! Say! JUMP、キスマイ(Kis-My-Ft2)、キンプリ(King & Prince)など、まあほぼ横並びと言っていい状態で、ファン以外にもメンバーの顔が浸透するような爆発的な人気は出ていません。ピンで何か突出したものがないと、ジャニーズでも生き残れない時代になっているんです」(同・芸能記者)

 そんな中、新たな役者という芽が出たことは大きい。ジャニーズには生田斗真(35)や風間俊介(36)といったグループには属さず、ピンの役者として活動する者もいる。菊池はそうした存在になり得るのだろうか。

「生田が主演する、現在放送中の『俺の話は長い』(日本テレビ)の評判もいいし、7月期ドラマでは主演ではありませんでしたが『監察医 朝顔』の風間は、主役の上野樹里(33)の引き立てる芝居をサラッとやっていました。他のジャニーズタレントとは一線を画す存在感を出しています。菊池も様々な役を演じることで彼らに近づけるかもしれません。そもそも、ジャニーズ事務所は、先日亡くなったジャニー喜多川さんが『ブロードウェーに負けない気持ちでやって来ました。日本から世界に認められるショーを発進したい』との思いから、東京グローブ座も手に入れたわけです。そこから新たな才能が育てば、ジャニーさんの思いも叶うでしょうね」(同・芸能記者)

週刊新潮WEB取材班

2019年11月24日掲載

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