雅子皇后の御代替わりから半年、来月のお誕生日に「肉声」は聞かれるか?

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肉声が聞かれる日は

 加えて最大の“難関”と目されているのが「記者会見」である。何しろ、雅子皇后がメディアの前で最後に肉声を発せられたのは療養に入られる前、02年12月のオセアニアご訪問時の会見にまで遡るのだ。

「来月9日には、皇后として初めてのお誕生日を迎えられます。長期療養に入られた後、雅子さまは毎年『東宮職医師団見解』とともに1年間の『ご感想』を発表されてきました。我々は御代替わり後のご感想を伺うべく、雅子さまの会見を宮内庁に申し入れているところですが、近々には実現しそうにありません」(同)

 皇室ジャーナリストの神田秀一氏が言う。

「御代替わりの一連の儀式は来年4月、秋篠宮さまの立皇嗣の礼まで続くというのが世の認識です。従って、両陛下のご宿泊を伴う国内行幸啓、そして海外ご訪問はそれ以降に本格化するのではないでしょうか」

 としながらも、

「雅子さまも、陛下のご即位に際してこれだけ多くの祝福を受けられたのですから、やはりご本人の言葉で直接、国民に向けて語られる場があってもいいのではないでしょうか」

 あるいは、来年2月の天皇誕生日がそうした場となるのだろうか。となれば“令和流”への理解が、いっそう深まることになるのだが……。

週刊新潮 2019年11月21日号掲載

特集「『大嘗祭』という試練! 『三度目の涙』で『美智子さま』に抗う『雅子皇后』」より

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