ビートたけし「愛人」の現場介入で「橋本マナミは共演NG」に…弟子が実名告発

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「愛人にしたい女優No.1」を共演NGに

 殿が横井さんと出会ったのは、13年1月18日の殿の誕生日でした。銀座で誕生日会が開かれた後、殿が「もう一軒行きてえなあ」と言い出し、仲の良い元ラグビー日本代表の松尾雄治さんがやっている西麻布のバーに行ったら、そこに彼女が来ていたんです。すぐにふたりは意気投合したようで、以後、連日食事をともにし、神戸旅行に行ったりするようになりました。

 そして出会ってから3カ月ほどした頃には、殿は幹子さんと一緒に住んでいた外苑前の家を出て、都立大学駅近くのマンションを借り、横井さんと同棲するようになりました。殿は横井さんを「キヨゴン」「ネエチャン」と呼び、彼女は殿を「ダーリン」と呼ぶ。ふたりは自宅にお客さんがいても構わずキスしたり、ハグしたりしていました。簡単に言えば、殿は恋に落ちたんです。

〈芸能関係者によれば、「横井さんは誰もが振り向くタイプではなく、普通のおばさん」だという。〉

 殿は普段から、「今年は俺、働いたよなあ」とか「俺みたいな奴はいないだろう」と言ったりして、「褒められたがり屋」なところがあります。横井さんは、殿を褒めるのが上手かったのかもしれません。殿が「俺が本気で演劇論を始めたらネエチャン付いてこれないぞ」と言うと、横井さんは「うん、分かった、分かった。本当にそうね」と、対応したりする。

 また、殿は横井さんのことを「あのネエチャンは、靴下まではかせてくれる」と言っていたことがあります。実際、風呂場で彼女が服の袖をまくって殿の背中を流している姿を見たこともある。殿は母親のようなタイプが好みで、いい気持ちにさせてくれる横井さんと一緒にいると居心地が良かったのでしょう。

 母親のような存在だと思っているからこそ、無条件に彼女を信じてしまうのかもしれません。そして15年、殿は横井さんと一緒に「T.Nゴン」を設立するのですが、この頃から彼女は殿の仕事に口を出すようになっていきました。

 例えば16年7月3日に放送された、ドラマ「ドクターX」(テレビ朝日系)に殿が出演した時のことです。女優の橋本マナミさんとのキスシーンがあったのですが、横井さんはこれに激怒。彼女に言われて、殿はマネージャーを通じ、キスシーンを差し替えられないか交渉していました。以降は、車内などで横井さんが殿に「明日の撮影には橋本マナミが来るのか」「特番のキャストに『その他』と書いてあるが、この中に橋本マナミがいるのではないか」としつこく聞き、その度に殿は「いねえよ」と弁明させられていました。結果、橋本マナミさんとは共演NGになってしまいました。

 逆に、殿が横井さんに子どもっぽい嫉妬をすることもありました。彼女が「昔、ある歌手と食事をしたことがある」と言うと、殿は「あいつのどこがいいんだよ。奴は今、地方営業で食ってんだろ」と対抗心を見せていた。とにかく殿は、横井さんに褒められたい一心なんだなと、強く感じました。

(2)へつづく

週刊新潮 2019年11月21日号掲載

特集「10年来の『弟子』が実名告発! 殿『ビートたけし』を幻惑する『18歳年下愛人』の手練手管」より

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