是枝監督も参戦、従軍慰安婦映画「主戦場」上映騒動にモヤモヤが止まらない

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 上映か、中止か。川崎市の映画祭で従軍慰安婦問題を扱った「主戦場」の公開を巡り、是枝裕和監督も参戦する大激論となった。「表現の自由」を盾に騒ぎ立てる者もいるのだが、本当にそうなのか。耳を傾けると、噛み合わない当事者の主張が浮かび上がってくる。

 発端となったのは、10月25日の朝日新聞の報道である。27日から開かれている「KAWASAKIしんゆり映画祭」でドキュメンタリー映画「主戦場」の上映が中止された、と報じたのだ。

 本題に入る前にこの映画についての解説をしたい。...

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