織田信成が初激白 “関大の女帝”のハラスメントで「うつ状態」に…監督辞任の真相

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 関西大学が、突如として織田信成アイススケート部監督(32)の退任を発表したのは、9月9日のことだった。その理由を“多忙”とする一部報道に対し、織田はブログで反論。〈嫌がらせやモラハラ行為〉があったと暴露したのだ。今回、織田本人が、初めて舞台裏を明かす。

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「直接的な理由は“濱田先生”から受けた度重なるハラスメント行為、つまり嫌がらせです。そのせいで精神的に追い詰められ、3カ月間リンクに行くことすらできませんでした……」

 週刊新潮の直撃取材に口を開いた織田は、目にうっすらと涙を湛えながら、監督辞任についてこう語った。

 関大アイススケート部は、高橋大輔や宮原知子、そして織田自身らが輩出した日本有数の名門だ。証言にも登場する“濱田先生”らに説得される形で、2017年4月に、織田は母校の監督に就任した。

 それからわずか2年半後に起きた辞任騒動。紀平梨花をジュニア時代から鍛え上げ、「関大の女帝」としても知られる濱田美栄コーチ(59)からのハラスメントが、辞任の直接的な理由だと語るのだ。

「週刊文春」10月17日号では、さる女子選手が織田の指導チームから濱田氏の指導下に移ったことが辞任につながったとも報じられていた。が、織田は「事実ではありません」「彼女が濱田チームに移りたいというので、僕自身が濱田先生に声をかけて話し合いました」と否定する。

 では、濱田氏からいかなるハラスメント行為を受けていたのか。たとえば、織田の就任からほどなくしてはじまったのが、露骨な“無視”だった。

「スケート場で僕とすれ違いそうになると、濱田先生は直前で“回れ右”をしてしまう。僕とは口も利きたくない様子でした。濱田先生が僕の方を見ながら他のコーチとヒソヒソ話をすることも増えました。陰では“織田君は監督になってエラそうになった”“監督の権力でスケート部の伝統を変えようとしている”などと嘘を言いふらされて精神的に追い込まれたのです」

 濱田氏が気に入らなかったと目されているのが、学業と練習の両立などを目指した織田の改革の姿勢だ。濱田氏はこれを良しとせず、織田への嫌がらせはエスカレート。直接、怒鳴り声を上げられるようにもなったという。

「嫌がらせが続き、3月下旬には40度の高熱を出して起き上がれなくなった。結局、10日近く入院することになって、予定していたアイスショーや他の仕事もキャンセルせざるを得ませんでした」

 7月には弁護士を伴いハラスメントを学長に訴え出た。しかし、濱田氏にヒアリングが行われたようだが、織田側には何の報告もなく、やむなく辞任を決断したと説明するのだ。

 週刊新潮の取材に、関大も濱田氏も“回答を差し控える”とするのみ。10月24日発売号で、織田が語る辞任の舞台裏を詳しく報じる。

週刊新潮 2019年10月31日号掲載

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