岡本夏生とふかわりょうが泥沼の“1円訴訟” 3年半前の大ゲンカはまだ続いていた

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“口封じのキス”は強制わいせつ?

 岡本夏生(54)と、ふかわりょう(45)が、互いに相手を刑事告訴したり、民事訴訟を起こしたりするなど、長期の法廷闘争を繰り広げている。異例の状況と形容して差し支えないだろう。

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 原点は2016年4月に開催されたトークイベント「ふかわと夏生のガチンコ・スプリング~ガチハル!~」だ。

 岡本とふかわが舞台に立ち、観客の前で本気の喧嘩を行ったとして、今も語り草になっている。例えばTwitterで検索を行えば、「世紀に残る舞台」、「どえらいもんを見てしまった」といったツイートが表示されるほどだ。

「5時に夢中!」(MXテレビ:月〜金・17:00)は、ふかわがMCを務め、かつて岡本もレギュラーのコメンテーターとして人気を博した。2人と縁が深い番組だ。当時、番組はこの問題を取り上げており、「ガチハル!」にゲスト出演するはずだった作家の岩下尚史(58)が出演し、次のように振り返った。

《ずっと袖で拝見していたけど、めったに見られないものだった。若い頃から色んな物を見てきたけど、あんな舞台は初めて。保健所に電話しようかと思った》

 スタジオは爆笑に包まれたわけだが、一体、二人の間に何があったのか、改めて経緯を振り返っておこう。まず岡本は16年3月29日、「5時に夢中!」を突如降板する。この理由も諸説が入り乱れているのだが、本題ではないので割愛させていただく。

 その後、ふかわがブログで岡本への連絡が取れなくなったと記述。「ガチハル!」の開催を目前にしていたこともあり、不安な気持ちを投稿した。だが、イベント当日である4月11日の朝になっても依然として“行方不明”であることが伝えられた。

 ネット上ではチケットの払い戻しや、替わりの出演者が話題になる中、開演の約1時間15分前に岡本は会場に到着。何とか開催に漕ぎ着けると、彼女は「音信不通になったのは携帯電話を紛失したため」などと説明し、「ご迷惑をおかけしました」と謝罪した。

 これで一件落着かと思いきや、岡本は5月に「ガチハル!」のトラブルを改めて謝罪するというイベントを開催した。

 まず岡本は「携帯を紛失した」という弁明が嘘だったことを告白して謝罪。ファンに土下座をしたり、「私にも非がある」と反省する場面もあった。

 その一方で、ふかわ側からの連絡が不充分だったとする説明も行った。特に電話連絡がイベントの前日という直前だったため、立腹して電話に出なかったことを告白。経緯を説明する最中に涙ぐむ一幕もあった。

 その後も、岡本はブログで“告発” ――もしくは“暴露” ――を続ける。「ガチハル!」で具体的なギャランティーの提示がなかったことなどを指摘。真偽不明の一方的な主張ではあるが、複数のスポーツ紙が電子版などで記事化した。

 こうした中、日刊スポーツが同年5月23日(電子版)「岡本夏生『いつになったら大人の会話ができるのか』」の記事を配信する。重要な部分を引用させていただく。(註:年齢や肩書は当時、デイリー新潮の表記法に合わせた、以下同)。

《タレントの岡本夏生(50)が、仲違いしているお笑い芸人のふかわりょう(41)に対し、法的措置を講じることも辞さない考えを明かした》

《岡本とふかわは先月行われた共演イベントで激しい口論を繰り広げて絶縁。以来、岡本はブログ等でふかわに対する口撃を続けており、決着をつけるべく自身のイベントに出演するよう呼びかけたが、ふかわからの応答はなかった》

《岡本は先日のイベントの壇上でふかわにされた“口封じのキス”を「公然ワイセツセクハラ」だと訴えている。「ふかわりょう様から、この先も誠意ある、対応が、なかったのならワタナベエンターテイメントに、所属しているタレントふかわりょう様を、公然ワイセツセクハラ!事件で訴えることも、視野に入れざるおえません」とした》

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