立民「枝野幸男」が「山本太郎」をオフレコで“ピンクの羊”呼ばわり、そのココロは…

政治 週刊新潮 2019年10月17日号掲載

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“民主党同窓会”

 野党担当記者が呆れて、

「国民の玉木(雄一郎)代表は会派を組む前に奥さんに相談したところ、“民主党同窓会じゃん! やめたら?”と言われてしまったそうです」

 現状では総理の言う“悪夢”だった民主党政権を想起させるだけ。必要な旗頭が山本太郎、というわけだ。

「玉木さんはオフレコで“次の次ではなく次の選挙で政権を取る”と強気に言うのですが、山本さんと主張が一緒だ、と記者から失笑を買っています。枝野さんも同様で“ピンクの羊でも彼を評価している”と秋波を送っているのです」(同)

 滲み出る山本氏への恋慕。先の参院選では寄付金だけで4億円を集め、次期衆院選ではさらなる上積みも期待できる。その人気ゆえ、

「枝野さんはれいわを巻き込んだ野党共闘の腹をすでに固めています」

 と指摘するのは政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏。

「山本さんを馬鹿にしたようなことを言いながらも、現実主義者として、れいわは共闘から外せないと思っています。山本さんも野党をひとつにしたいという思いから、消費税廃止を5%への減税にまでハードルを下げた。今後、5%をさらに共闘しやすい数字に引き上げることも考えています」

 山本氏は最近のインタビューで、かつての後見役である小沢一郎衆院議員へ賛辞を惜しまない。選挙の“知恵袋”も控える中、総理は警戒の度を強めているが……。

 政治アナリストの伊藤惇夫氏は、

「山本さんは社会的弱者にスポットを当て、他の野党が出来なかったことをやったとは言えますが、主張があまりに左がかっている。新党にも“旬”がありますし、一定の支持を得てもそれ以上は難しいのでは」

 かつての「メロリンQ」が、今や総理も気を揉む永田町の台風の目。他に役者はいないのか。

特集「漂流国会の狂言回し『安倍総理』の罠にはまった『小泉進次郎』」より

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