「金子恵美」がテレビで政界引退宣言 呆れ果てる支援者たちが本音を語る

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気遣いを欠いた姿勢

 金子氏に政界への意欲が見られないので、県連は新たな支部長の選定作業を始めようとすると、今度は突如、彼女が動いたという。

「昨年(18年)3月のことです。彼女は自身の進退も明言せず、タレント活動をしていましたから、もう選挙に出る気はないと思っていました。そこで県連は、彼女を次期支部長にはしないことにし、3月6日、最終判断を仰ぎに党本部に出向く約束をしまていました。ところが、その情報を事前に掴んだ彼女は、前日の5日に党本部を訪れて、支部長を続けたいと申し出たのです。もちろん、まず地元を説得しなさい、と追い返されたそうですが」(前出・地元自民党関係者)

 結局、今年7月に新潟4区の自民支部長は、三条市の国定勇人市長(47)に決定。金子氏は事実上、次の選挙を諦めざるを得ない状況になった。

「都会派の彼女には、田舎の泥臭いやり方など気に入らなかったのでしょう。だからといって、それが全部、“県議会議員との軋轢”のせいのように言うのは納得できません。地元にはなんの挨拶もないまま、テレビの政治番組ならともかく、ワイドショーに出演して、不倫ネタではしゃいでいるのを見たら、今まで応援してきたのがバカみたいじゃないですか。恩を仇で返すような、彼女の気遣いを欠いた性格が、軋轢を生んだ要因だと思います」(同・地元自民党関係者)

 そういえば、「サンジャポ」では、こんなやりとりもあった。政界を引退し、タレント活動を続けるという金子氏に対し、同じく元衆院議員の杉村太蔵氏(40)が意見するのだ。

杉村:でもね、金子さんね、我々っていうのはね、ひょっとしたら次、出るかもしれないと、その香りが漂っているから面白いんであって、「こいつ、もう2度と出ない」ってなると、こんなつまらない男もいないわけですよ。

――珍しくスタジオは爆笑である。杉村氏が続ける。

杉村:「今度、出ますよ!」と言ったら、テレビには2度と出られなくなる。ビミョーな戦略が必用なんです!

――さすが、薄口政治評論家である。自身の立ち位置をよくわきまえている。

太田:出るつもりあるの?

杉村:私は「政界を引退した」なんて、ひと言も言ってませんよ。常に「捲土重来を期す!」と、その気持ち……。

太田:立花(孝志[52]・NHKから国民を守る党代表)から誘われたら?

杉村:いや、それはない! それはないけど、その気持ちは持っていないと。

――そこですかさず、金子氏が杉村氏に出馬を勧めるのだ。

金子:早く太蔵さんに政界に戻ってもらうと……。

田中:太蔵の枠を金子さんに?

杉村:けっこう金子さん、酷いこと言ってますよ!

 たとえ杉村氏の枠が空いたところで、彼女がそこに収まるとは限らない。芸能界こそ、気遣いは必要なのだ。タレント活動を甘く見てはいけない。

週刊新潮WEB取材班

2019年10月17日掲載

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