美人女子プロ・柏原明日架が6年目にして克服した「左の池」トラウマ

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 プロ6年目、柏原明日架(23)にとって“左の池”はトラウマだった。

 2015年のことだ。舞台は石川県・片山津GCで行われた日本女子オープン。3日目で首位に1打差2位となった柏原は、19歳8カ月での大会史上最年少Vが期待されていた。

 最終日の柏原は16番を終えて首位。17番は左に池が穿(うが)たれたパー3だ。ところが、柏原が放ったティショットは痛恨の池ポチャ! トリプルボギーとし、結局4位に終わったのだった。

「メンタル面や技術面のマイナス部分が全て出てしまって負けた大会。それを吹っ切ることが出来なくて……忘れたくても忘れられない試合でした」

 とは柏原ご本人の弁。

 そんな悪夢から4年。幾度か優勝争いはしたが未だ勝利はない。そんな柏原が、宮城県・利府GCで行われたミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープンに挑んだ。

 最終日。柏原は首位に立つ。そして15番パー3。脳裏に悪夢が蘇る。グリーン左に池が横たわっていた。

「アングル的にはすごく似ていたので。弱い自分に勝たないとこの先本当に勝てないな、と思いました」(同)

 放ったショットはグリーンをややオーバーしたが、無事にパーをセーブ。

「そこで勝てると思いました」(同)

 トラウマを克服した瞬間だった。

「171センチの長身を生かした飛ばし屋ですが、最近はパッティングもうまくなり、1ラウンド当たりの平均パット数はツアー第1位です」

 とゴルフ記者が語る。

「正直言って“ハートが弱い選手”と思ってましたが、見違えました。同じく美人ゴルファーと謳われた13年賞金女王の森田理香子(29)を彷彿とさせます」

 今後は池のみならず男性関係にもご用心を。

週刊新潮 2019年10月10日号掲載

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