紀子妃が「お誕生日文書」に込められた、美智子さまと眞子さまへの重いメッセージ

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疎まれる外務省

 小室問題に端を発し、なおも窮地に立たされる秋篠宮家ではもう一つ、大いに懸念される事案が生じているという。同家の事情に通じる関係者が明かす。

「それは、両殿下と宮邸の職員たちとの“意思不疎通”です。人数こそ御代替わり前から2倍以上増え、皇嗣職は50人を超える規模となりましたが、急ごしらえで寄せ集めた感が否めない。現在、両殿下とのコミュニケーションは決して円滑でなく、明らかな“人材不足”に陥っています」

 かてて加えて秋篠宮さまは、外遊の要となるべき外務省にも不信感を露わになさっているという。

 一例を挙げれば先月、秋篠宮ご夫妻と悠仁さまがブータンを訪問された際、

「外務省は直前まで、ご訪問を一切知らされていませんでした。折しも同時期にインドのモディ首相がブータンを公式訪問したため、要人の“ダブルブッキング”という大きな負担をブータンにかける事態を引き起こしてしまったのです」(同)

 この件は、秋篠宮さまが自らの人脈で渡航準備を進めてこられた“結果”だったというのだが、

「日頃から殿下は『外務省出身の人を(宮邸に)配属してほしくない』と口にされるなど、疎んじるご姿勢を鮮明にされています。また、御代替わりの前から旧東宮職の職員受け入れにも難色を示されてきた。その理由は、現在の天皇皇后両陛下のもとでお仕えしてきた職員らによって、ご自身や妃殿下のお振る舞いが比較され、先方にあれこれお話が漏れてしまうのではないかというご懸念を抱かれているからだと囁かれています」(同)

 さらには、

「殿下には“外務省は両陛下のお身内”といったご認識があります。皇后陛下のご出身というだけでなく、実際に東宮時代から幹部には出身者が多く、現在の小田野展丈侍従長も然り。旧東宮職とともに、外務省関係者もまた、殿下にとっては煙たい存在と映っているのは間違いありません」(同)

 冒頭で触れた紀子妃のメッセージからは、ご一家が迎えるであろう未来への悲壮なご決意が見てとれる。どうやら「試練の秋」となりそうな気配である。

週刊新潮 2019年9月26日号掲載

特集「『佳子さま』初の海外ご公務でも『宮内庁』が旅行代理店と化した『(秘)スケジュール表』」より

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