個人情報保護の大義名分が一人歩き…辞退率予測で「リクナビ」袋叩きへの違和感

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 巷では、就活生の内定辞退率の予測データで商売した「リクナビ」が袋叩きにされている。厚労省の行政指導もあって“けしからん”の大合唱だが、そもそも、ここまで大騒ぎするような問題なのか。個人情報保護という大義が一人歩きしているだけではないのか。

 就活生の内定辞退率を予測していた「リクナビ」だが、いまの事態は予測すらできなかっただろう。

 問題のデータは、就活生のサイト閲覧履歴を人工知能(AI)で分析し、内定辞退率を算出したものである。これを「リクナビ」を運営するリクルートキャリアが企業に売りはじめたのが2018年から。...

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