期限付き「SMAP再結成」を呼び掛けた笹川陽平氏 その実現性は?

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紅白で再結成!?

 一方、ジャニーズ事務所残留組の中居正広(47)は『中居正広のニュースな会』(テレビ朝日)などレギュラー番組5本を抱える。木村拓哉(46)も10月20日から『日曜劇場/グランメゾン東京」(TBS)に主演。やはり順調だ。

 解散したグループが再結成するのなら、落ちぶれた元メンバーがいないほうがいい。全員そろったとき、本人が劣等感を抱いてしまう。見劣りしてしまう。その点、SMAPはまったく問題がない。

 となると、気になるのは「SMAP再結成」の可能性だが、ベテラン芸能ジャーナリスト・渡邉裕二氏は「ある」と読む。それも年内に再結成すると見ている。

「再結成の場は大晦日のNHK『紅白歌合戦』。サプライズで登場し、ジャニーさんを追悼する。さらにパラリンピックへの応援を視聴者に呼び掛けると見ています。紅白は今年70回目で、記念すべき番組となる。それに相応しいスペシャルゲストはSMAPをおいてほかにいないでしょう」(芸能ジャーナリスト・渡邉裕二氏)

 年が明けたら、五輪とパラリンピック一色になる。同・渡邉氏は「その幕開けをSMAPが紅白内で告げる」と読む。その場にはNHKの「東京2020オリンピック・パラリンピック放送スペシャルナビゲーター」の「嵐」も加わると見ている。

 また、ジャニーさんの追悼を行うにあたり、一番適しているのもSMAPに違いない。ジャニーさんにとって一番の「傑作」とも言われているのだから。再結成したSMAPがジャニーさんを悼む場面には、「ほかのジャニーズ事務所勢が合流する」(同・渡邉氏)という具合だ。

「70回目の紅白の目玉がほしいNHKが、SMAP再結成に向けて動かないはずがない。ジャニーさんの追悼コーナーは間違いなくあるでしょうが、そのメーンに最適なのはSMAPにほかなりません。ジャニーズ側も飯島さん側もジャニーさんの追悼のためなら、協力し合うはず。ジャニーさんを愛する気持ちはみんな同じですから」(同・渡邉氏)

 一時的にせよ、SMAPは再結成したほうが、みんなの利益になると見る向きも少なくない。

「公取委から注意を受けたり、関ジャニ∞の錦戸亮(34)が退社したり、このところマイナスのイメージが強かったジャニーズ事務所が、SMAPの再結成を許し、寛容なところを見せれば、イメージ回復につながる。少なくともマイナスにはならない。稲垣、草なぎ、香取の3人は、再結成が好機になって、テレビに出やすくなるはず。もちろんファンも喜び、パラリンピックの応援熱も高まる。こんなにいい話はない」(芸能プロダクション社員)

 SMAP再結成の、機は熟しつつあるようだ。

高堀冬彦(たかほり・ふゆひこ)
ライター、エディター。1990年、スポーツニッポン新聞社入社。芸能面などを取材・執筆(放送担当)。2010年退社。週刊誌契約記者を経て、2016年、毎日新聞出版社入社。「サンデー毎日」記者、編集次長を歴任し、2019年4月に退社し独立。

週刊新潮WEB取材班編集

週刊新潮 2019年9月21日掲載

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