八代英輝弁護士「ひるおび!」代打MCの評価 林修先生にはなれないこれだけの理由

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Twitterでは高評価

 情報ワイドショーで、かなりのMCが夏休みを取得した。いつもの画面とは違う絵柄に反応した視聴者も少なくなかったようだ。

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 民放キー局で番組制作に携わる男性は「代打MCを誰にやってもらうか、大きく分けて2つの方法があります」と解説する。

「1つは、もともと出演している局アナにバトンタッチする方法です。例えば『モーニングショー』(テレビ朝日系列・平日・8:00)は羽鳥慎一さん(48)の替わりに、普段はニュースを担当している野上慎平アナ(35)が司会に起用されました。もう1つは、レギュラー出演しているタレントに依頼する場合です。今年の場合は『バイキング』(フジテレビ系列・平日・11:55)、『ひるおび!』(TBS系列・平日・10:25)、『ゴゴスマ―GO GO!Smile!―』(CBC制作・TBS系列・平日・13:55)が代表例でした」

 どちらの方法に視聴者の注目が集まるかといえば、もちろんタレントが代打を務めた場合だ。芸能メディアが記事にすることも少なくない。例えばネットニュースのリアルライブは7月11日、「『バイキング』坂上忍の不在に『ずっとフット後藤で』と絶賛 一部では“ネットが盛り上がらない”の声も」の記事を掲載した。

 記事では坂上忍(52)が夏休みを取った「バイキング」は日替わりで“代打MC”が登場したことを紹介し、中でも後藤輝基(45)の評価が高かったと指摘している。

 他にも9月6日には「ひるおび×八代」がTwitterのホットワードとして発表された。普段はコメンテーターとしてレギュラー出演している八代英輝弁護士(55)が、夏休みの恵俊彰(54)の代打MCを務めたことに、多くのツイートが投稿されたのだ。毎年恒例となっており、“風物詩”としての注目も集めたようだ。

 ツイートを見ると、「八代弁護士の方が聞きやすく、見やすい」、「このまま正式なMCになってほしい」という好意的な評価が少なくない。ただ一部には「韓国批判の度が過ぎる」という批判もあった。賛否両論というには賛が多いが、否も含めて多くの注目が集まっていたのは間違いないだろう。

 では、プロのテレビマンは八代弁護士のMCをどう見たのだろうか。前出の番組制作に携わる男性は、「八代さんはそつなくこなしていて見事でしたが、率直に言って、やはり恵さんの替わりは荷が重いと感じました」と指摘する。

「Twitterで好意的な感想を書かれた方は、八代さんのMCを『落ち着いている』と受け止めたのでしょう。ご存知の通り、八代さんは頭が切れ、いたずらに極論におもねらず、あくまでも常識的な視点から、抜群のコメントを述べられます。“弁護士のコメンテーター”としての魅力は、ズバ抜けています。しかし、私たち現場人間から言わせてもらうと、彼のMCでは画面が暗くなって、重くなってしまいます」

 MCという役割にとって、その人間の知性や見識という要素は二の次になる。極論すれば、教養はなくとも構わない。その一方で「プロの喋り」は必須。話芸だけで番組を引っ張るのだから大変だ。

「八代さんは声のトーンが低く、喋りのパターンが1つしかありません。そのためにスタジオトークが盛り上がらないのです。当たり前ですが、八代さんは法曹家であって、芸人ではありません。喋りのプロである恵さんと比べるのは、アンフェアかもしれません。とはいえ、素人でありながらMCを担当している林修先生(54)と比べても、八代さんの話術はまだまだだと言えますよね」

 八代弁護士と林先生は共通点が多い。にじみ出る知性と流暢なトークが視聴者に人気を呼んでいる。実際、2人の人生は類似していると言っていい。表にまとめてみたので、ご覧いただきたい。

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