劇団ひとり「クイズ小学5年生」に早くも暗雲 “リスクの高い番組”と言われる理由

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 日本テレビが有吉弘行(45)の「超問クイズ!」を9月で打ち切り、後継番組に同じ太田プロ所属の劇団ひとり(42)をMCにして新番組――とは、7月21日配信のデイリー新潮で既報済み。

 その後継番組「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」の特番が、8月8日に放送された。ところが、この視聴率が9・2%(ビデオリサーチ調べ:関東地区・以下同)と、レギュラー放送が始まる前から暗雲が立ち込めている。

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 2016年よりレギュラー放送されている「超問クイズ!真実か?ウソか?」(日本テレビ)は、今や“バラエティの帝王”とも言われる有吉がMCを務めてきた。視聴率は10%前後と、そんなに悪かったわけではないが、有吉の番組としては物足りない。民放プロデューサーが言う。

「現在、日テレはテレ朝と視聴率三冠をかけた熾烈な戦いをしています。日テレの誇る『イッテQ』が、このところテレ朝の『ポツンと一軒家』に差をつけられていますが、同様に『超問クイズ』のウラには、テレ朝の『ミュージックステーション』がいる。こうしたライバル番組をひとつずつ潰していかなければ、三冠にはなれません。そこで日テレとしては、有吉さんで新番組を作りたかったのですが、太田プロは有吉さんではなく劇団ひとりを推してきたわけです」

 その結果、昨年11月と今年5月に特番が放送された「クイズ!あなたは小学5年生より賢いの?」のレギュラー化が決まった。「コップの中の氷が溶けたら、水はあふれる?」、「果樹園の地図記号は?」といった小学5年生でも解ける義務教育の問題に挑戦。11問連続正解なら、賞金1000万円を獲得できるクイズ番組だ。

「10月からのレギュラー化を前に、2時間スペシャルの特番が放送されたのが8月8日。日テレとしては、ここで最高の視聴率を出して大々的に発表し、弾みにする計算だったのでしょう。ところが、これが二桁にも届かなかったため、早くも“前途多難な番組”というレッテルが貼られ、“このままで大丈夫か?”という声が出ているそうです」(同・民放プロデューサー)

 番組スタッフたちは頭を抱えているに違いない。

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