滝川クリステルとできちゃった婚 小泉進次郎の「右斜め45度」の野心

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小泉進次郎の「右斜め上」の先にある野心

 自民党に籍をおきながらも、国民から不満の出そうな政策や体制には批判的なスタンスを崩さなかった進次郎。その気骨ある様子を称えるファンは女性を中心に多いとされる。けれども、そうした反応も見越したパフォーマンス感が見え隠れするように思うのは私だけだろうか。父・純一郎は天性の(あるいはその祖父である小泉又次郎ゆずりの)野性味があり、そのわんぱく少年のような風情が熱狂的な支持の土台だった。一方、進次郎の挙動はある種の計算がうかがえる。かつて純一郎が息子たちに対し、「進次郎は勉強しすぎるからダメだ。長男の孝太郎の方がわかっている。勉強をしないから」と語ったという記事を読んだ。自分の見られ方を研究しつくしている進次郎らしいエピソードだと思う。

 妻のクリステルは「左斜め45度」のアングルが代名詞だった。一方、進次郎のオフィシャルサイトの「メッセージ」にあるのは「右斜め45度」を強く見据える顔である。心理学的には、右斜め上は未来やヴィジョンを語る顔だという。総理に王手、そんな一言が思い浮かぶ。とはいえ、そこに行き着くまでの計算は相当に心身を消耗させるのだろう。今回の結婚に際しては、計算をしなくてもいい「鎧を脱げる」相手がクリステルだった、という発言もあった。

 さてそのクリステル、笑ったのは共演していた宮根誠司や安藤優子には報告がなかったということ。あとアンミカも週3で会っていたのに妊娠を知らなかったという。この面々、色々しゃべりたがりだし、そりゃ言いたくないよな。そういう意味ではクリステルも、柔和な鎧をかぶった情報戦が上手なのかもしれない。戦上手な夫婦が総理夫妻へと、運命の女神がクリステルばりに進次郎に微笑む日は来るのだろうか。

(冨士海ネコ)

2019年8月14日掲載

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