人騒がせな「加藤浩次」は吉本残留へ 日テレ「スッキリ」にとっては最悪の結末か

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相方・山本から「冷静になって」

 7月26日、宮崎県宮崎市のコミュニティ放送局で山本がレギュラーを務める「極楽とんぼ 山本圭壱のいよいよですよ。」に、加藤がゲストで出演した時のことだ。

山本:ちょっと私、お聞きしたいんですけど、どうなってんの?吉本さんと。聞かされてないからさ。

加藤:僕もああいう発言をして、いろんな方としゃべらせていただいて、これからいろいろ決まっていくのかな、ってとこはありますよ。僕もいま冷静に、あのときは熱くなった部分もあるから。

山本:私も見ましたよ、その熱い部分は。

加藤:だから、ちょっと冷静に話していこうと。そういう感じですよ。まだまだ全然、時間かかりますよ。

山本:そりゃあそうでしょうね。

加藤:何かを詰めるときっていうのは本当に時間がかかると思うんで、焦って何かを動かしてしまうと……僕もああやって言ったというのも、ああやって言ったことは僕の責任で、僕も悪いところもあるけれども、あの時はそういう気持ち……そういう気持ちですから。どういう風に和解という形になるのかわかりませんけど、そこは時間をかけて話をしようと思っていますよ。

山本:じゃあ、私もちゃんと、どういうことになったかということは、事前に聞くことができるってことですね。報道で聞かされるというようなことはないですね! 私、報道で聞かされることが多いんですよ、最近。あなたの発言で。

加藤:えーえーえー。

山本:あと、テレビの発言で「スッキリ」を見て「エーッ!」みたいなことになりますから、事前にできれば、私に伝えて……。

加藤:そうね、あの時は悪かったわー、うん。全然、頭になかったんだよ。

山本:そうですよね。朝、舞台の稽古行くために風呂から出て、髪でも乾かそうかとしているときに、あれ(「スッキリ」)見たんですから。ビックリしましたよ。

加藤:あれはホント、忘れてたんだよ、山本さんのことを。

山本:エエー!

加藤:アッと思ったの。

山本:あーそうですか。アッと思っていただいたんなら、まだいいですけど。

加藤:メールしたでしょ、だから。

山本:ああ、そうですね。〈俺、吉本辞めるかもしれない。申し訳ない〉って。短か!と思って。何じゃこりゃ、と。電話しても出ねえし。まあ、今すぐ電話するのも何かなと思って、マネージャーと話したりしてたんですけど……。

加藤:いや、そりゃ申し訳なかったですよ。

山本:じゃ、お願いしますね、冷静になって。

加藤:分かりました。

 結局、8月9日、加藤は「スッキリ」で、自身が提案したエージェント契約を吉本が導入することを発表したことを受け、残留を表明。「上層部が変わらなければ辞める」という発言についても謝罪したのだ。

「相方や若手芸人のために行動を起こした吉本芸人が多い中、加藤さんは一人だけ、感情的に動いた。まさに“一匹狂犬”だったわけですが、ちょっと大人の行動ではなかったですね。で、結局は吉本も辞めないことになった。『スッキリ』のスタッフにすれば、最悪の結末ですね。今恐れているのは、視聴者から嘘つきのレッテルを貼られること。もちろん、直情径行の加藤さんですから、本心で“辞める”発言をしたのでしょうが、熱心に応援した視聴者の中にはそうは取らない人もいる。結局、“辞める発言”の反動で、以前よりも視聴率を落とすことになるかもしれません。もしそうなれば、加藤さんの降板説が再び浮上するでしょう」

 松本との対立構図で報じられたことに関しては、加藤は「マスコミは改めて怖いと思った」とも語った。おいおい、それは全て自分の責任でしょう。

「松本さんとも話し合っている、と言っていたのも何らかの伏線かもしれません。『ワイドナショー』では松本さんが『俺がスッキリに出よか?』と言っていたので、本当に生出演してはどうでしょうか。視聴率も上がりますからね」

 スッキリしない結末と思っている視聴者も多いはず……。

週刊新潮WEB取材班

2019年8月9日掲載

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