「ルパンの娘」の視聴率が急降下、それでも「深キョン」は絶対安泰の理由

芸能2019年8月8日掲載

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 深田恭子(36)主演の「ルパンの娘」(フジテレビ)、8月1日放送の第4話は視聴率をドーンと落として5・8%に(ビデオリサーチ調べ、関東地区:以下同)。とはいえ、初回が8・4%、第2話が7・4%、第3話が8・2%と、それほど良かったわけではないけど。

 思い起こせば、特に大ヒットドラマがない深キョンに、どうして、こうも仕事が舞い込むのだろうか。

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 ドロボウ一家“Lの一族”の娘(深キョン)と警察一家の息子(瀬戸康史[31])との禁断の恋を描いた、このドラマ。盗みに入るときのコスチュームはマンガ「キャッツ・アイ」そのもの、恋人と会うときには映画「ロミオとジュリエット」のテーマ曲っぽいBGMだったりと、なかなかツッコミどころは満載である。そこも含めて、「ネット民にはなかなか評価されている」と言うのは民放プロデューサーだ。

「でもね、やっぱり荒唐無稽すぎて、テレビをよく見る年齢層の高い人には興味がないようで、数字は取れません。深キョンも36歳にもなって、恋に悩む乙女を演じられるのはアッパレですが、やっぱりちょっと無理がある。それもギャグかと割り切って見られる人ならいいのでしょうが」

 今年1月クールに彼女の主演で放送された「初めて恋をした日に読む話」(TBS)も、そんな感じであった。

「『はじ恋』も評判は悪くはなかったけど、平均視聴率は8・5%。深キョンは、それほど数字を持っていない女優です。彼女のヒット作って思いつきますか? もう20年以上前になりますが、98年に放送され平均22・5%を取った『神様、もう少しだけ』(フジ:金城武[45]とのW主演)や、99年の堂本剛(40)主演で平均15・0%の『to Heart~恋して死にたい~』(TBS)くらいでしょうか。単独主演となると05年の『富豪刑事』(テレビ朝日)くらいで、平均12・4%は及第点と言える程度です。また、大河ドラマ『いだてん』の低視聴率が目立ちすぎて忘れられようとしていますが、それまでの最低記録だった12年の『平清盛』(主演・松山ケンイチ[34])でヒロインを務めていたのは彼女です」(同・民放プロデューサー)

 なかなか厳しい評価だ。それでも彼女を起用するのは、人気があるかららしい。

つなぎで深田……

「『ルパンの娘』で言えば、彼と会っているときの甲高い声でほわーんとしたユルい雰囲気と、コスチュームに着替えたときのドスを利かせた声のギャップ。さらに体にピッタリしたコスチューム姿で露わになるボリュームのある肉体は、番組の見せ場になっています。映画『ヤッターマン』(09年)でのドロンジョ様役はもちろん、現在放送中の東京ガスのCMでは『うる星やつら』のラムチャンにも扮している。深キョンにとってコスプレはもはや十八番と言っていいくらい、男性ファンには人気が高い」(同・民放プロデューサー)

 そこまでやると、女子からは敬遠されそうだが。

「そこが深キョンの不思議なところで、ボディをウリにしても、いやらしさがない。ですから、若い女子にも好感度がいいんです。また、演出は今年大ヒットした映画『翔んで埼玉』を監督した武内秀樹(52)ですからね、若い人は面白がって見ています。考えてみれば、先ほどの『神様、もう少しだけ』も彼の演出でしたね。若い人に嫌われていないということは、スポンサー的にはおいしい購買層を掴んでいることになります。提供の日産とコラボしたCMも番組内で流されているのはそのためです」(同・民放プロデューサー)

 なるほど……。

「ただし、スポンサーがつくだけで喜んでいるのは、フジだからですよ。他の局は、それだけで良しとしません。それでも彼女が使われるのは、“ホリプロ三羽烏”の一人だからでしょう。つまり、彼女と綾瀬はるか(34)、石原さとみ(32)というわけですが、綾瀬と石原ばかり使うわけにはいきませんからね。最近は後輩の高畑充希(27)の指名も増えています。そんな中、綾瀬らの順番を待つ間に、『ここは(つなぎで)深田恭子で』なんて言われたら断れませんから」(同・民放プロデューサー)

 他の二人にだってハズレはあると思うが。

「昔の話ですが、如実に結果が出てしまった例があるんです。05年にホリプロ45周年、TBSテレビ放送50周年記念として放送されたのが、山口百恵ちゃん(60)が大ヒットさせた“赤いシリーズ”のリメイクです。第1弾として石原主演の『赤い疑惑』(05年6月)が、第2弾に綾瀬主演で『赤い運命』(同10月)が3話ずつ放送され、いずれも2桁を取った。深キョンには百恵ちゃん初主演作の『赤い衝撃』が予定されていたのですが、陸上選手役が似合わないとボツになり、新作の『赤い奇跡』が翌年4月になって放送されましたが、2桁に届かなかったということがありました。“赤いシリーズ”はこれもって終了しました」(同・民放プロデューサー)

 ま、確かに陸上選手は難しいかもしれないが……。アラフォーとなってもコスプレを拒まぬプロ根性は立派だ。これからも深キョン主演のドラマは続く。

週刊新潮WEB取材班