サッカーW杯予選をウラ観戦 「本田カンボジア」「西野タイ」両監督にも注目

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 サッカーW杯アジア2次予選の組合せが決まった。

 日本(FIFAランク28位)はF組で、他にキルギス(同95位)、タジキスタン(120位)、ミャンマー(138位)、モンゴル(187位)が名を連ねた。

「誰がどう見ても楽勝です」

 とスポーツ紙サッカー担当記者が語る。

「上位8カ国を8組に振り分け、次の8カ国を8組に振り分け……と決めていったのですが、2番手集団から最弱に近いキルギスがF組に来た。イラクやウズベキスタンが来ていたら面倒なことになってました」

 もっとも、

「協会は嬉しさ半分。というのも、見応えある最終予選と違い、緊張感がない2次予選はいつもチケットの販売に苦労している。対戦国が地味すぎる今回は、営業面ではことさら“苦戦”を強いられるからです」

 わが国と縁が深い国を挙げるなら、相撲界を席巻するモンゴルか。モンゴルとサッカーといえば、怪我と称して巡業を休んでおきながら故国でサッカーに興じていた朝青龍の華麗なボールさばきが思い出される。彼には、故国でしっかり宣伝して、観客増に貢献してほしいものだが、

「盛り上がりを考えると、タイ(116位)やカンボジア(169位)と一緒が良かったんですけどね」

 タイの監督には先頃、西野朗前日本代表監督が就任。カンボジアは本田圭佑がGMとして実質的に采配を振っている。

 ちなみに、タイのG組は、

「1番手UAE以外の4カ国は東南アジア勢。中東国は、多湿の東南アジアの地で力を出せないことが多く、UAEはピンチ。逆に組内3番手のタイは最終予選進出のチャンスです」

 一方、カンボジアは、

「イランとイラクがあいまみえる“死のC組”。まあ、カンボジアは5番手でどの道、目は無いですけど」

 日本の初戦は9月10日、アウェーのミャンマー戦だ。

週刊新潮 2019年8月1日号掲載

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