雅子皇后「皇室外交」で復権! “私は国民に受け入れられている”と実感なさった瞬間

国内 社会 週刊新潮 2019年7月25日号掲載

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メディアへの不信感

 お気持ちに自信が漲(みなぎ)れば、おのずと余裕も生じるのが自然で、それは予想だにしなかった二つ目の“僥倖”をもたらしたという。

「皇太子妃時代は“ご公務そっちのけでご家族の行事優先”あるいは“ご公務の選り好み”などと指摘され、しばしば批判的な記事が世を賑わしてきました。ですが、令和を迎えてそうした論調は手のひらを返したように影を潜め、ご活動を讃える記事が目立っている。雅子さまがマルチリンガルでいらっしゃると知ったネットユーザーからは“皇后様かっこいい”といった書き込みもなされるほどです」(前出ジャーナリスト)

 かつてはメディアにもっぱら不信感を抱かれており、冒頭の古参職員によれば、

「ご自身の適応障害での療養生活や、愛子さまの不登校問題などでバッシングを受けてきた雅子さまは、カメラを向けられるのをことさら嫌っておられました」

 それは例えば、愛子さまの学校行事において顕著だった。11年10月、学習院初等科で行なわれた運動会で、雅子さまはあらかじめ用意された来賓席でなく一般席に座るべく、場所取りのため早朝から校門前に東宮侍従らを並ばせたのである。

「表向きの理由は、一般の保護者としてご覧になりたいというものでしたが、本当は取材設定のカメラから捉えられにくい席を確保なさるためでした。実際に雅子さまはその日、ご観覧中にお顔が隠れるポジションのお席に座られていました」

 記者会見もまた、ご静養前の02年12月を最後に行なわれておらず、

「13年6月9日、ご成婚20年についての報道が一斉になされ、これを受けて翌日、雅子さまは東宮御所の前で報道陣に『昨日は色々有難うございました』とお声掛けされました。こうしたイレギュラーを除けば、我々は療養に入られてから雅子さまの肉声にほとんど触れていません」(前出記者)

 それが最近、こんな場面があったというのだ。

「5月27日、トランプ大統領夫妻を招いた晩餐会の日です。終了後、夫妻の車列をお見送りされた両陛下は、脇に陣取っていた報道陣から“お疲れさまでした”と声が掛かると、にこやかに『お疲れさまでした』とおことばを返され、会釈なさったのです」(同)

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