「貴景勝」ご祝儀めぐる騒動 “息子の金だから”親が2700万円持ち帰り、関係者ア然

スポーツ週刊新潮 2019年7月18日号掲載

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 将来の日本人横綱候補筆頭とされる貴景勝(22)は、右膝内側側副靭帯損傷により、今場所を全休する。これで九月場所では関脇に陥落。大関の座から降りるわけだが、その昇進に際し、ご祝儀をめぐるイザコザが起きていたのだ。

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 今年3月に大関に昇進した貴景勝の昇進披露宴が開かれたのは、6月16日。会場は東京グランドプリンスホテル新高輪の「飛天の間」だった。

「披露宴でカネに関する『珍事』がありましてね」

 と明かすのは、貴景勝が所属する千賀ノ浦部屋の関係者だ。もともと貴乃花部屋に所属していた貴景勝が、貴乃花の角界引退で、部屋を移ったのは知られるとおり。

「当日、報道ベースでは2000人が集まったことになっているんですが、そのご祝儀を、貴景勝の父親がそのまま会場から持ち帰ってしまった。まるで“強奪”ではないかとの声もあがりました。披露宴の純粋な『売上げ』は4000万円以上あったはず。関係者は唖然としていました」

 この関係者が「前代未聞のことです」というとおり、通常、披露宴の収入は部屋と力士で分配される。力士個人の名前を冠した披露宴ではあっても、部屋が主催し、相撲協会もバックアップするためだ。なにより、力士を育てるために、部屋が投資をしてきたのだ。

 取り分の比率は一門や部屋ごとに違い、「親方6対力士4が相場」(角界事情通)とも「半々というケースもあるでしょう」(相撲担当記者)ともいわれる。いずれにせよ、披露宴で見せた振る舞いは、角界の常識からして有り得ないようなのだ。

 この点、貴景勝の父である佐藤一哉氏に質すと、

「披露宴の収入は約4200万円。その場でホテルの使用料約1443万円を支払って、それ以外(差し引き約2700万円)は大関に『持って帰って』と言われたので僕が持ち帰り、翌日、大関の口座に入金しました。その後、部屋からパーティーに掛かった諸経費の請求書をもらい……」

 と内訳を説明する。ご祝儀を自らが持ち帰ったことについては“親方から「気持ちだけでいい」と言われたから”とも語るが、言い分はエスカレートし、

「部屋からもらった経費の請求書には怪しいところがあった。おかみさんがカネに汚いんです。大関も『おかみさんが親父のことをボロカス言って、それを信じてる部屋の奴がおるから気分が悪いんや。あいつらとは口きかない』と言っていました」

 こう聞けば、貴景勝親子と部屋との間に、溝がうかがえる。7月10日発売の週刊新潮で、貴景勝の父の証言と共に、本件を詳しく報じる。