ジャニー喜多川氏の入院 マッチ、大野を抑えて“松本潤が発表”の狙い

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 かねてより噂されていたジャニー喜多川氏(87)の入院について、ついに「くも膜下出血で緊急搬送」と事務所が認めた。NHKも速報したこのニュースを、事務所を代表して発表したのは、嵐の松本潤である。関係者は、そこにジャニーズ事務所のメッセージを読み取る。

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「ご報告させて頂きたいことがあります」

 と松潤が口を開いたのは、7月1日、東京・六本木での展覧会イベント初日会見の場だった。大野智や櫻井翔ら5人のメンバーが揃ったが、大役を担ったのが松潤だったのである。

 在京キー局幹部が言う。

「事務所内の格からすれば、ベテラン級の東山の口から発表させることもできましたが、彼は日曜朝のニュース情報番組で司会を務めており、他局が大々的に取り上げづらいという立場にはある。ならば、名実共にジャニーズの“顔”であるマッチこと近藤真彦こそ相応しい。そうした諸先輩を差し置いて、松潤がジャニーズのスポークスマン役となったことは、大きな意味を持ちますね」

 その背景には、ジャニー氏の姪で、嵐を人気グループに育て上げた藤島ジュリー景子副社長(52)の存在があると、芸能ジャーナリストが指摘する。

「今後のジャニーズを代表するトップグループは事務所の稼ぎ頭である嵐だということを、改めて内外にアピールしたかったに違いありません。とはいえ、『嵐』は20年末の活動休止が決まっている。その“元凶”を作ったリーダーの大野は重大発表をするにはそぐわない。今後も事務所の顔として活躍するのは松潤だという、お披露目の場になりましたね」

 早くも囁かれる後継をめぐって、ジュリー氏の名を挙げるムキは多い。そのお眼鏡に適った松潤による発表は、事務所の今後を印象付けるものとなった。

 7月4日発売の週刊新潮では、カリスマの緊急搬送で変わる「ジャニーズ帝国」について詳しく掲載する。

週刊新潮 2019年7月11日号掲載

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