G党「糸井重里」が森福允彦に呆れる “巨人FA組”で最もコスパの悪い選手

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森福クラスの“給料泥棒”は陽岱鋼!?

 次は投手篇の【下】だ。森福は、この表に入っている。18年の防御率は、なかなか衝撃的な数字だろう。

 森福は1勝3敗、6ホールドなのに4億円も支払われた。彼の“本業”はセットアッパーのため、4億円を6ホールドで割ると6666万円。やはり、ズバ抜けて高い買い物だったのは間違いない。

 ソフトバンクとの初戦を落とした原監督は、先発のメルデセス、2番手の宮國、そして森福が期待に応えられなかったことに「投手として戦う以前の問題」と切ってすてた。そしてこの日、宮國と森福は2軍に落とされている。ネット上では「もう森福は引退だろう」との声も飛び交った。

 これで投手篇は終わりだ。次は打者篇の【上】をご覧いただこう。

 村田修一(38)は現役時代、巨人ファンからバッシングされることは少なくなかった。例えば松井秀喜(45)の場合、巨人最後の3年間でホームランを42本(00年)、36本(01年)、50本(02年)放っている。

 どうしたって村田も同じ数字を期待されており、それが批判の源泉になっていたわけだが、他のFA選手に比べれば活躍したのは間違いない。【上】と【下】を合わせて5人の打者が登場するが、成績は悪い。では【下】をご覧いただこう。

 多くのジャイアンツファンにとっては“常識”に違いないが、やはり打者における最大の給料泥棒は陽岱鋼(32)だろう。

 村田の出場数は毎年、しっかり100試合を超えている。ところが陽の場合は17年も18年も87試合と3ケタに達していない。“稼働率”という点だけでも、「5年15億円以上」という条件に見合っているとは考えにくい。

 FA選手の成績不振を見てきたが、ソフトバンク戦のスタメンを見てみれば、巨人生え抜きの選手が少なくないことに気づく。

 1番・亀井善行(36)、2番・坂本勇人(30)というベテラン・中堅選手だけでなく、4番・岡本和真(22)、5番・大城卓三(26)、7番・若林晃弘(25)という若手も活躍している。

 ちなみに若林は昨年の契約更改は、80万円増の880万円でサイン。今年、巨人のFAは丸佳浩(30)が大成功を収めたとはいえ、本当にチームを強くするには、やはり“外様”は必要ないということではないだろうか。

週刊新潮WEB取材班

2019年6月27日掲載

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