銀座の路上に現金1億円、落とし主は「政界の暴れん坊」だった
現金1億円を拾ったものの持ち主が現れなかったため、税金を引いた額、6600万円が懐に――。まさに夢のような話である。しかし、その裏側には、一筋縄ではいかない事実が横たわっていた。騒動から実に39年。ついに明かされた「本当の落し主」とは。
トラック運転手をしていた大貫久男さんが現金1億円を拾ったのは、完全な僥倖とはいえないかもしれない。何しろ、彼は相当な「拾い魔」だったというのである。トラックを運転しながら常に路上の落し物や廃品に目を配り、まだ使えそうなものがあれば持ち帰る。...