カラテカ・入江の“闇営業問題”、同席「ザブングル」はFRIDAYもテレビも省略の謎

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

Advertisement

「干される」と報じたメディアも

 民放キー局でバラエティを担当するスタッフも「『なぜ名前が消されたのだろう』と現場でも話題ですよ」と明かす。

「入江さんが解雇となり、宮迫さんを筆頭に“同席者”は厳重注意。更にSNSでも謝罪を表明しました。私たちテレビで仕事をする人間は、『これで収束するんだろう』と思っていました。ところがFRIDAYが翌週に第2弾の記事を掲載し、『入江を筆頭に同席芸人が、反社会的集団の忘年会と認識していた可能性』と、『ギャラは絶対に払った』という主催者側の証言を掲載、芸人側の弁解に真っ向から反論したのです。これで世論が再燃しました」

 再び問題の関心が高まったことも、ザブングルの動画が広範に拡散していく要因になったようだ。

「松尾さんと加藤さんは以前、別々のコンビで名古屋吉本に所属していました。ザブングルの結成は1999年で、M-1グランプリへの出演などで、徐々に知名度を高めていきました。今はワタナベエンターテイメントに所属しています。そのため、テレビ局の中では『FRIDAYはナベプロに忖度したのか?』という声もありますが、あの記事では吉本興業には全く気を使っていないので、それも理屈に合いません」(同・バラエティ番組スタッフ)

 ちなみにネット上では、「ワイドショーなどでもザブングルの名前が報じられない」ことを問題視する声があるが、これは単純な理由からだという。

「それは単に、FRIDAYさんがザブングルの名前を書いていないからです。テレビ局としては、『FRIDAYさんが、このように報じた』を大義名分にして乗っかっているわけで、雑誌に書かれている以上のことはオンエアしません。そのため私たちテレビの人間は、『なぜ、FRIDAYさんはザブングルの名前を書かなかったんだろう』と疑問に思うしかないわけです」(同・バラエティ番組スタッフ)

 夕刊フジは6月15日(電子版)、「雨上がり・宮迫、ロンブー・亮ら『ギャラもらってない』信じられる!? テレビ局も“大甘”で… カラテカ・入江“闇営業”騒動」と弁解を疑問視し、同じ日には東スポ(同)も「宮迫&ロンブー亮『反社知らず』『ノーギャラ』釈明崩れ絶体絶命 スポンサーが追放決断か」と厳しい論調を示した。

 どちらも出席者の中では最も知名度の高い宮迫博之(49)と田村亮(47)の責任を問う記事だが、ザブングルも“無傷”ではいられなかった。

 ネットメディアの「リアルライブ」は「闇営業報道である芸人のコンビ名が書かれなかった理由 今後干される?」との記事を配信、《出版業界関係者》の「ザブングルは今後、干される」と“予言”するコメントを掲載した。

 こうした報道に世論がどう反応するかが、今後の動向を大きく左右しそうだ。

週刊新潮WEB取材班

2019年6月18日掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]

メールアドレス

利用規約を必ず確認の上、登録ボタンを押してください。