女子ゴルフ界「黄金世代」原英莉花を変えた師匠・ジャンボ尾崎の金言

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 昨季から女子ゴルフ界を席巻している“黄金世代”。ツアー最年少V記録の勝みなみ、日本女子オープン連覇の畑岡奈紗ら1998年度生まれの選手を言うが、原英莉花(20)もその一人。

 同期が凄すぎたからだろう、アマ時代の原はこれといった勲章もなく、プロテストにも1度落ちた。だが、その美貌ゆえか、スポンサー獲得競争ではライバルたちに先んじている。

 クラブ契約先であるミズノはCMに抜擢。さらに、日本通運と所属契約を結び、5月26日から同社のCMにも登場している。

「身長173センチのモデル体型は、会場でもひときわ目を惹きますね」

 とゴルフ記者が語る。

 長身を生かした飛ばし屋で、昨季のドライビングディスタンスは252ヤードと全選手中5位。

「課題はパター。最近は、師匠であるジャンボ尾崎から譲り受けたパターを愛用しています」(同)

 静岡県のグランディ浜名湖GCで行われた「リゾートトラストレディス」で、原はそのパターを使いバーディを連発、韓国選手をプレーオフで振り切って初優勝。黄金世代では7人目のツアー勝者となった。

 優勝会見で原は、

「(昨年シードが決まってベンツを買おうとしたら、ジャンボに)“賞金女王にならないと外車はないだろう”と言われました」

 それでもって、賞金女王を今季の目標に掲げたら、

「“大きな目標じゃなくて、目先の目標を決めろ”とすごく怒られました。だから“まずは1勝”と思ってずっと取り組んできました」

 そんなジャンボからは、

「“誰でもラッキーで勝つことはある。大事なのは二つ目の勝利”と辛口の祝辞が。たしかに、1勝で選手生命を終える人は少なくありません。黄金世代の複数Vもまだ勝と畑岡の2人だけです」(先の記者)

 美人薄命とならぬよう。

週刊新潮 2019年6月13日号掲載

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