「雅子皇后」の英語力にメラニア夫人も感心 ロシア語、仏語、独語もかなりの実力

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サミット晩餐会

 雅子さまは外務省時代、先進国首脳会議で当時の海部俊樹首相の通訳を務めたことがある。皇室に入られて、語学力が最初に発揮されたのは、ご結婚の1カ月後、1993年7月のサミット晩餐会だった。

「雅子さまは、米クリントン大統領とヒラリー夫人、ロシアのエリツィン大統領、ドイツのコール首相、イギリスのメージャー首相、フランスのミッテラン大統領、カナダのキャンベル首相と、各国の首脳とは通訳なしで歓談していました」(同)

 晩餐会では、雅子さまはロシア語も話されるという理由から、クリントン大統領とエリツィン大統領の間に座ったことは、印象的だった。

 昨年、フランスで開催された「ジャポニスム2018」で徳仁天皇が約3分間のスピーチをフランス語でされたが、この時、フランス語の指導をしたのが雅子皇后だといわれている。

「上皇も上皇后から色々アドバイスを受けていましたから、天皇も雅子皇后から指導を受ける事は多かったと思います」

 と解説するのは、前出の神田氏。

「皇室で語学の堪能な方は、秩父宮妃勢津子さまでした。マーガレット・サッチャー首相が来日したとき、秩父宮妃の英語に対して“パーフェクト”と言ったほどです。秩父宮妃以来、本当に語学が堪能なのは雅子さまですね。新しい天皇の時代になって、今後は外国訪問も増えるかもしれません。皇室による国際親善を目指すのではないでしょうか。6月2日の愛知での植樹祭では、その前日の夜、天皇両陛下の宿に提灯を持った人たちが大勢集まって万歳三唱を唱えましたが、両陛下は部屋の明かりを消して、窓から2つの提灯を振っていました。国民の期待が膨らんできている。そしてそれに応えようとなさっているのが伝わってきます」

週刊新潮WEB取材班

2019年6月11日掲載

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