元KAT-TUN田口淳之介を「洗脳」した年上内縁妻・小嶺麗奈の十字架タトゥー

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「淳之介」と呼んでいた

 ふたりが交際を始めてからの様子については、

「麗奈ちゃんはとにかく男を立てるんですね。ひとりのときは喫煙しても、タバコが大嫌いな田口君の前では決して吸わない。ふたりで立ち上げた個人事務所では、彼女がお金の管理やマネジメントを担当していたと思いますが、お店で飲むときはいつも田口君が払っていた。その一方で、彼が飲みすぎないようにたしなめたり、“そろそろ帰るよ”と言い出すのは麗奈ちゃんだった。5歳も年上だからでしょうけど、田口君を“淳之介”と呼んでリードしている印象でした」(同)

 入籍こそしていないが、周囲からは年下の元アイドルを引っ張る「姉さん女房」と見られていたのである。

 マトリの取り調べでは、田口が「大麻はふたりの物です」と語ったのに対し、小嶺は「私ひとりの物」と供述している。彼女の言葉は若い恋人を守るための方便なのか、それとも、彼を破滅に導いてしまったことへの自責の念から発せられたものか――。

 KAT-TUNのメンバーのなかでも、とりわけ田口と親交が深かったという中丸雄一は事件を受けて〈(田口は)末っ子というのもあって、人に依存する傾向がある〉と語っている。

 精神科医の片田珠美氏は言う。

「田口さんは性格が優しく、どこかでリードされることを望んでいたのではないでしょうか。そう考えれば、姉御肌の小嶺さんとの関係が長続きしたのも頷けます。彼女に惚れ込み、逆らうことができないまま思考停止になり、支配されていた可能性が高い。“洗脳されていた”とも言えるでしょう」

 確かに、内縁妻への愛を貫いてトップアイドルの座を捨てたところまでは美談かもしれない。しかし、相手は「男の運を落とす女」。

 今回の逮捕劇によって彼は、愛する女の足首に刻まれたのと同じ「十字架」を背負うことになった。

週刊新潮 2019年6月6日号掲載

特集「元KAT-TUN『田口淳之介』を破滅させた内縁妻『小嶺麗奈』の十字架タトゥー」より

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