中山美穂が「年下男子との恋物語」しか演じられないワケ

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 はまり役なのか、その役しかはまらないのか……。R18指定の映画、「108~海馬五郎の復讐と冒険~」に中山美穂(49)が出演することが報じられた。劇団「大人計画」の主宰で、主演を務める松尾スズキ(56)がメガホンも取る。

「中山は松尾の妻で、年下ダンサーと不倫をしている元女優を演じます。不倫相手との写真をSNSに投稿したことから物語が展開していく。先だって同名小説が出ており、映像化不可能と言われたほどベッドシーンのオンパレード。しかし、試写会での評判は上々です」(映画業界関係者)

 中山にとって、初のR18作品となることが話題になっているが、

「実は、『また今回も年下との恋愛ですか。飽き飽きした』という声も聞こえてきているんです」(同)

 業界では、中山美穂と年下男子の恋物語は、使い古されているというのだ。パリで年下カメラマンとの恋物語、ある時は韓国から来た留学生、また、ある時は余命わずかな青年……。初恋の男と親友の間に生まれた子と付き合い調教する、という役柄を演じたことも。

「昨年のフジテレビの連ドラ『黄昏流星群』でも、娘の婚約者相手に恋をする主婦を演じています。今回の映画は、自ら松尾に志願して出演を勝ち取っている。年下男と情事に耽る役は、中山か高岡早紀の2択、というのがトレンドです」(同)

 キャラの確立について芸能リポーターの城下尊之氏は、中山の経歴に着目する。

「デビュー後、中山はアイドルから女優へと階段を上り、自分で作品を選べるポジションにまでなっていました。が、辻仁成との結婚、芸能活動休止、そして『好きな人に出会った』という理由で子育てを辻に任せて離婚する。その過程で、平凡な恋愛をする役が合わなくなっていったんです」

 世界中の誰よりきっと、はまり役?

週刊新潮 2019年5月30日号掲載

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