「令和ご朱印」転売続出でスタンプラリーに成り果てたブームの末路

国内 社会 週刊新潮 2019年5月30日号掲載

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 これでは、参拝者失格の烙“印”を押されても仕方あるまい。令和へ改元されるタイミングで勃発した「ご朱印騒動」である。ブームに拍車がかかり、数時間待ちの行列に並び苛立つ人、巫女に罵声を浴びせる者、高額で転売する輩まで現れた。

 新元号へ代わった5月1日、東京に鎮座する明治神宮にはご朱印を求めて、長蛇の列ができていた。看板には10時間待ちの文字。明治神宮の担当者に聞くと、

「そうした看板を出したのは事実ですが、その後、対応に努めたため、実際は最高で8時間待ちでした。御代替わりにあたって神社に参拝する姿に、日本人本来の純粋な心の発露を見た気がしました」

 思いを巡らしたのも束の間、すぐに裏切られることになる。手に入れたご朱印をオークションサイトなどで転売する人が続出したのである。メルカリや他のサイトで検索すると、数千円から数万円、中には、27万3千円まで高騰したご朱印もあった。高額商品となったそれは4月30日と5月1日の日付が入った明治神宮のご朱印のセットで、「ヤフオク!」にて6日に落札されている。

「ある転売サイトには遺憾の意を伝え、販売を即刻やめてほしいと、数回申し入れました」(同)

 ご朱印の頒布をやめてしまった神社もある。17日からの三社祭で沸いていた浅草神社だ。例年、祭りに合わせて特別ご朱印が授与されるが、今年は中止となった。転売に加えて、神社職員や巫女に対して暴言を吐いたり、「こっちはお客さんだぞ」などと、罵声を浴びせたりする参拝者がいたからだという。

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