「山口真帆」が“研音所属”で業界に激震、あえて火中の栗を拾った深謀遠慮とは……

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ジャニーズも畏れる研音の権力

 研音が、バーニング、ホリプロ、渡辺プロダクション=ワタナベエンターテイメントに強い対抗意識を持っているのは、この世界では常識だという。だからこそ研音は音事協と距離を置いているわけだ。

 そのような研音に山口真帆が参加したのだから、揣摩憶測が飛ぶのは当然だと言えるかもしれない。3社に所属しているAKBグループのメンバーや卒業生を表にしてみた。その表に山口を入れてみると、まさに孤立という言葉が浮かぶ。

「あのジャニーズでさえ、研音を敵に回せばテレビドラマの制作が不可能になってしまいます。研音の持つ影響力はかなりのものです。山口さんにとっては、自分を守ってくれる会社として、これ以上ベストな事務所は存在しないでしょう。そして研音は、バーニング、ホリプロ、渡辺プロダクションの3社に牽制球を投げたと考えられます。『あなたたちが処遇に困る芸能人でも、俺たちはマネジメントできるぞ』という意思表示です。つまり、日本におけるエンターテインメントの制作において、自分たちが主導権を握っているのだ、という意思表明です。優劣関係を示すマウンティングの一種と見ることも可能でしょう」(同・民放キー局の関係者)

 テレビ業界では「研音の3社に対する宣戦布告」という言葉も飛び交っているそうだから、どれだけヒートアップしているかということになる。

「役者のマネジメントに定評がある研音ですから、やはり山口さんを女優として育てようとするはずです。今の山口さんは抜群の注目度を誇ります。人生最大のチャンスといって過言ではないでしょう。もし彼女の演技力が花開き、視聴者の支持を得たとしたら、芸能界で怖いものはありません。」(同・関係者)

週刊新潮WEB取材班

2019年5月31日掲載

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