「富嶽百景」と令和をかけて(古市憲寿) 古市憲寿 誰の味方でもありません 国内 社会 2019年05月23日 イラスト・k.nakamura(他の写真を見る) 太宰治に「富嶽百景」という小説がある。教科書的な解釈では、富士山を通して太宰の荒んだ心境の回復が描かれた作品だ。物語の冒頭で、太宰は「富士」のことを「のろくさと拡が」る「心細い山」と書いている。要はあまり評価していないのだ。... 記事全文を読む 0 Advertisement