「菅田将暉」は同世代では向かうところ敵なし、その視線の先にいる先輩俳優は?

エンタメ 芸能

  • ブックマーク

先輩カメレオンが刺激

“カメレオン俳優”といえば、ひと世代上に山田孝之(35)がいる。映画「電車男」(05年:東宝)でオタクを演じたかと思えば、「H2~君といた日々」(05年:TBS系)では爽やかな高校球児、映画「クローズZERO」(07年:東宝)で主演の小栗旬(36)の敵役のド不良役、映画とテレビの「闇金ウシジマくん」シリーズ(10~16年:毎日放送・TBS系列/スターダストピクチャーズ)では文字通りヤミ金融業者、映画「のぼうの城」(12年・東宝=アスミック・エース)では見事な髭を蓄えた大谷吉継の役。さらに「植物に学ぶ生存戦略 話す人・山田孝之」(18年と19年・NHK Eテレ)では植物の生態を、まるで学者のように独自の解釈で解説……まさにカメレオンである。

「『のぼうの城』では、つけ髭でなく本物。犬童一心監督(58)から『日本人で、しかも今の若者で、こんなに髭の生える人はいない』と絶賛されたそうです。髭を生やした無骨な顔と、剃り上げた綺麗な顔の変化も、彼の持ち味ですね。また、テレ東のローコスト・パロディドラマ『勇者ヨシヒコと魔王の城』(11年)への出演を福田雄一監督(50)がダメ元でメールしたときには、すぐに〈僕はやりたい仕事であれば、局や放映時間帯は全く問いません。詳しい話を聞かせて下さい〉と返信が送られてきたと雑誌の連載で書いていました。同世代の小栗や綾野剛(37)、瑛太(36)らが映画へ特化していくのとは対照的に、様々な分野へ挑んでいます」(同)

 そんな山田と菅田がW主演という形で共演したのが昨年の深夜ドラマ「dele」(テレビ朝日系)だ。芸達者な2人のバディモノというのも放送前から話題となり、山田が車イスの静、菅田が異様に運動神経の良い動と、対照的に演じ分けたのも効果的だった。

「この時には、菅田が山田にいろいろアドバイスをもらったそうです。山田は自身の作品のプロデュースもしていますし、音楽活動も本格的ですからね」(同)

 山田は綾野剛、内田朝陽(36)と組んだ音楽プロジェクト「THE XXXXXX」の初のワンマンライブをこの4月に開催している。菅田の歌手活動よりも本格的だ。

「色々な意味で刺激を受けているんでしょうね。菅田は確かに売れていますが、これからようやく30代へと入っていきます。ライバル不在の今、独自のスタンスで活動する山田のような存在は間違いなく大きい。山田のような位置を目指しているのかもしれません。今後も共演の機会があるかもしれませんよ」(同)

 意外に顔も似ていると言われる2人、菅田の髭は、それほど濃くないようだが。

週刊新潮WEB取材班

2019年5月18日掲載

前へ 1 2 次へ

[2/2ページ]