羽生結弦が心酔「チャクラの仙人」が語った「僕がチーム羽生を辞めた理由」

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羽生結弦が心酔した「オカルト整体師」追放の舞台裏(2/2)

 平昌五輪からわずか1年で追われる側から追う側へ。羽生結弦(24)の不調の“原因”として、日本スケート連盟関係者は、菊地晃氏(63)の不在を心当たりとして打ち明ける。ファンの間で“チャクラの仙人”と呼ばれる菊地氏は、15年にわたって羽生を見守ってきた整体師で、2013年からは「チーム羽生」にも加入していた。羽生が首にさげるペンダントも菊地氏が贈ったもので、氏の“スピリチュアルな体験”を元にデザインされているという。

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 成り行きを見守ってきたスポーツ紙記者は、

「『チャクラの仙人』が羽生のそばから消えたらしいことは、我々の間でも話題になっています。菊地さんは、光文社から『羽生結弦 心と体の整え方~強く美しく鍛える20のヒント』というタイトルで、“菊地流体幹ストレッチ”や“ユヅ流瞑想法”を紹介する本を出版する予定でした。ところが、その出版のことで羽生ママと揉めてしまったようなんです。書籍は昨年12月中旬に出版される予定で、宣伝までしていたにもかかわらず、発売中止になってしまったと聞いています」

 こんな話をするし、版元である光文社の関係者も、

「確かにその本は、印刷のために紙まで用意していたのに、直前になって発売中止になってしまったと聞いています。担当者が日本スケート連盟や羽生選手の母親にきちんと出版の話を通していなくて、直前にクレームが入ったようです」

 と明かす。もっとも、光文社ノンフィクション編集部の担当者は、

「本の出版について、日本スケート連盟や羽生選手のお母様から、出版の中止を求められたということはありません。出版が止まってしまったのは、図版をどこに入れるのかなど、編集作業上の理由です。出版を中止したわけではなく、今後、改めて出版したいと思っています」

 あくまでも「延期」だと主張するのである。

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