政治リスク・コンサルタントに聞く「ムハンマド皇太子」という「中東リスク」

国際Foresight 2019年5月13日掲載

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 外務省の海外在留邦人数調査統計(平成30年度)によれば、中東10カ国に進出している日本企業(拠点数)は900弱。石油関連からメーカー、建設、情報通信まで、多岐にわたる業種が新興市場を開拓している。世界のマーケットのみならず外交安全保障にも大きな影響を及ぼすこの「一大ファクター」への関心は、日本でも高まる一方だ。

 とりわけ目が離せないのが、サウジアラビア(以下サウジ)のムハンマド・ビン・サルマーン(MBS)皇太子の動向だろう。

 2017年6月の皇太子就任以降、石油依存体質からの脱却、国営石油会社「サウジアラムコ」のIPO(新規株式公開)、女性の社会進出、「サウジビジョン2030」といった改革案を次々に打ち出したものの、実務能力を問う声は大きい。...

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