【5月5日】29日目 566.4キロ地点~クライドリバー

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現在地:北緯70度28.046分

    西経68度35.588分

天候:曇り

気温:0度

進行距離:23.5キロ

<通信担当・諏訪順也(24)>

 ついにゴールしました! 自分のビンディングが最終日にして壊れました(笑)

 今日は、白い靄で視界が悪い中、いつも通り午前3時に出発しました。11時過ぎにはクライドリバーに着き、長いようで短い30日間が終わりました。そこからテントを張って、記念撮影をしたり、スーパーを見に行ったりして、今に至ります。

 今回の冒険では、初めての経験も多く、それぞれが色々な事を学んだと思います。この経験がそれぞれの人生にどのような影響を与えるか楽しみです。本当に楽しくて充実した30日間でした。

<フォーサイト編集部より>

 日本時間5月6日午前3時半過ぎ、現地から荻田泰永遠征事務局に「ゴール」の一報が入りました! 日本時間6日午前0時10分(現地時間5日午前11時10分)にクライドリバーに到着。パングニタングを出発して29日、約600キロの「冒険ウォーク」を踏破しました。

 お馴染みの通信担当・諏訪さんと上記の定時交信を行った後、午前8時半からは荻田泰永展を開催している東京・北品川のブックカフェ「KAIDO BOOKS&COFFEE」にて、改めて現地との交信が行われ、西郷琢也さんが日替わりレポートをしてくれました。また、その後、全員から一言ずつメッセージが届いています!

<食糧、医療担当・西郷琢也(25)>

 今日1日、隊はいい雰囲気だったと思います。クライドリバーに着けるかどうかというのが危うい状態からスタートしたのですが、何とか天候にも恵まれ、無事にゴールすることができました。

 自分が今回の冒険を一言で表すと、「想定外」だったと思います。景色の綺麗さ、歩く楽しさ、キツさ、ナビゲーションの難しさ、足の痛み、そのすべてに「思ったより」という言葉が当てはまります。

 今回のこの冒険はとても記憶に残るものになりました。楽しい日々だけではなかったので……。たくさん写真や映像も撮ったのですが、きっといつ見てもニヤッとするものになっていると思います。ただ、いつかこのメンバーが集まって話をすれば、写真がなくても思い出せるような記憶に残る冒険になったのではないかと思います。

 今日で無事に歩き終えたので、ここからはしっかり帰る準備をしたいと思います。

<気象データ担当・小倉秀史(23)>

 ありがとうございます。お疲れ様でした。

<通信担当・小菅史人(25)>

 無事にゴールできてよかったです。

<記録担当・松永いさぎ(23)>

 ゴールできてよかったです。

<装備担当・三浦善喜(20)>

 元気に歩けたのでよかったです。

<気象データ担当・花岡凌(26)>

 会社を辞めてここに来てよかったなと思える刺激的な旅でした。

<気象データ担当・池田未歩(19)>

 北極、キレイでした!

<記録担当・市川貴啓(28)>

 元気です!

<大和田篤(22)>

 久しぶりに飲んだ炭酸飲料がとても美味しかったです!

<装備担当・安藤優汰(22)>

 ゴールで来てよかったです。

<記録担当・飯島啓方(24)>

 無事にゴールできました。また北極に来たいです!

<通信担当・諏訪順也(24)>

 最後まで大きな事故等もなく、体調を崩したメンバーもなく、みんなで来れてよかったと思っています。日本に帰るのが楽しみです。今1番したいことは、肉が食べたいです!

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 そして最後にチームを率いた荻田泰永さんから――。

「お疲れ様です。もう無事に終わってホッとしているよ~。よかったよ~。それだけよ!」

 チームは5月11日に帰国する予定です。

 それまで『北極冒険家「極地便り」極地便り』を引き続きお楽しみください!

フォーサイト編集部
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Foresight 2019年5月6日掲載

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