天皇陛下に一般人がお目にかかる方法 体験者が語る「皇居勤労奉仕」の魅力

国内 社会 2019年5月4日掲載

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今年正月には16万人

 通常5回ほどのお出ましが予定され、第1回のお出ましは午前10時から。ここに合わせるとなると、さて何時から並ぶのが正解か? 

 以前なら8時に並べば楽勝であった(それでも「早い」と言う人も多いだろうが)。しかし、上皇陛下の最後の天皇誕生日となった昨年12月23日から事態は一変し、上皇陛下最後の一般参賀となった今年正月2日には史上最高の人出、なんと約16万人を記録した。

 本来5回のお出ましだったところ、入れなかった人たちのために急遽7回目までのお出ましがあったことをニュースなどで見た人も多いだろう。

 このとき、筆者はいつもより1時間早く、7時に並んだ。果たして、それは正解であった。すでに長蛇の列ができており、8時の時点では何十台もの観光バスが乗り付け、続々と人が降りてきては列に加わり続けたのだ。

 結果、7時から並び、10時過ぎからの第1回のお出ましには入れたものの、ベストポジションと呼ぶには程遠い位置であった。

 しかも、背の低い女性では、たとえベストポジションが確保できたとしても、前に大きな男性に立たれてしまう危険性が大いにある。ただでさえ、自分より前に立つ人がみな、手を高く伸ばし、スマホでの撮影にご執心という状況だ。確保した場所の角度によっては、バルコニーを覆うガラスに日光が反射して、お姿がよく見えないという不幸もままある。

 そのような不幸に見舞われたとき、本来はルール違反であるのだが、ベストポジションに移動して第2回のお出ましを待つという方法を取る人も多い。バルコニー前の広場に入るまでに3時間、そこから次のお出ましを待って1時間……。そこまでの覚悟と体力が果たしてあるか? しかし、そうしてまでも「また次も来たい」と思ってしまえる皇室マジックがたしかにあるのだが。

 長くなったが、本題はそんな私たち庶民が、もっと間近で、もっとじっくりと、陛下にお目にかかれる機会があるということだ。

 それが「皇居勤労奉仕」である。

 簡単にいえば、広大な皇居内の草むしりなどの肉体労働を私たち国民が無償でさせていただく、というものだ。

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