金正恩が文在寅を“使い走り以下”の存在と認定 韓国「ペテン外交」の大失敗

韓国・北朝鮮2019年4月16日掲載

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「半島の仕切り役」と信じ込んだ韓国人

 北朝鮮も韓国を「使い走り」にするのに異議はなかった。「米国を騙して非核化はせず、制裁だけやめさせる」という作戦の手先に使えるからだ。

 仮にそれが不発に終わっても、米韓同盟に亀裂を入れることができる。北朝鮮の主張を韓国に代弁させれば、当然、米国は韓国に不信感を持つ。そして、少なくともこれには成功した。

 あくまでペテン劇に過ぎないのだが、自らが米朝の仲介役を果たしている――との虚構を、保守派を含めほとんどの韓国人が信じ込んだ。

「いつも知らないところで自分の運命が決められる」と考える韓国人は、「米朝の間に立って自分が仕切っている」という幻想に飛びついたのである。

 文在寅政権も、国民の支持を得るためのペテン劇を演じるうちに、自らもそれが真実と信じ込んだフシがある。韓国人は外国人に虚構の自画像を語るうちに、それが真実だと思い込んでいくことがよくある。

日本人にも威張る

 2018年6月の1回目の米朝首脳会談の後、日本人に肩をそびやかす韓国人が増えた。「韓国が朝鮮半島情勢を動かしているのに対し、日本は蚊帳の外だ」「拉致問題を解決したかったら、北朝鮮と深いパイプを持つ韓国に助けを求めよ」というわけである。

 多くの日本人が騙された。情けないことに、日本の一部メディアに加え、国際政治学者や朝鮮半島の専門家までもが「文在寅政権が平和をもたらした」と言い出した。

 専門家の中には「平和勢力の文在寅大統領に対し、米朝会談に否定的な安倍晋三首相は戦争勢力だ」と言い出す人も登場した。

 トランプ大統領が韓国特使の話を途中でさえぎったのを見ても、その後、米国が韓国に対北政策の手の内を明かさないことから考えても、「韓国は仲介役」との見方には疑問符が付く。

 だが、日本社会に根強い反安倍ムードに迎合し、韓国政府の宣伝を鵜呑みにして、日本人の前でそのまま開陳した専門家が多かったのだ。

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