悪童「ショーケン」逝去 モテ男を培った“おふくろ様”の無償の愛

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お母さん一人

 少年時代の友人によれば、

「ショーケンには兄2人姉2人がいるのですが、その父親は戦死。彼は別の父親との間の私生児として生まれました。実家は鮮魚店を営み、お母さん一人で切り盛りしていた。背が高く、ショーケンそっくりで美人なお母さんでした。ほかのきょうだいと年の離れた末っ子を溺愛していました。ショーケンが売れてきて『3時のあなた』というワイドショーに出演するとなったとき、お母さんもおめかししてテレビ局に出掛けて行ったことがあった。よほど嬉しかったのでしょうね」

 母親が亡くなったのは、萩原が大麻不法所持で逮捕されたころだったという。

「お母さんの体調が悪くなると、面倒を見るためにショーケンはいしださんとともに引っ越してきて、一時期、こっちで暮らしていました。いまは実家もなくなってマンションが建っている。でも、お母さんのお墓は近くのお寺にあって、ショーケンは度々、お参りしていたみたいです」(同)

 ドラマ「前略おふくろ様」のように、母親の無償の愛に見守られ、ショーケンはどこかすねた眼で母性愛をくすぐる男の色気を身に付けられたのか。

週刊新潮 2019年4月11日号掲載

ワイド特集「願わくは花の下にて」より

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