議論百出の「石野卓球」Twitterが再開、保釈のピエール瀧は何を想う

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「猥奴ショー」だったのか

 まず口火を切ったのは、ガダルカナルタカだ。

タカ:本当にコアなファンの間だけで『俺はへこたれずに頑張るよ』という意味を込めたブラックジョークをちょっとずつ発信する分にはいいのかもしれないですけど、不特定多数の人が見ることができるようなツイートでこれやられると、さすがにこの時期は、『これはないよね』といわれるでしょうね。

IKKO:私はちょっと理解できなかったですね。社会人として、いろいろとすごい迷惑をかけているわけじゃないですか、みんなに。それを一人のメンバーとしたら、こういうことじゃなくて、ちゃんと真摯に受け止めて、答えるべきじゃないかなと思いました。

坂上忍:でも、石野さんとしたら、何が社会人だ、ロックなんだよ!という気持ちかも。

――MCの坂上忍が執拗に謝罪を要求したと報じたサイトもあるが、実はそれほどのことでもない。

野々村真:自分たちが活動しているテクノですか? そういう人たちの主張の仕方って、こんな感じでしてしまうのかな、と感じちゃいましたけど。

ブラマヨ小杉:元々、ちょっとふざけるグループですから……。

坂上:あ、そういうキャラなの? 逆にもう、二十歳そこそこならバカじゃねえかお前!で済むんだけど、同い年なんだよね、俺。

タカ:同じグループの人間がこういうことした時には、1回はまず最初に、ファンはメインでしょうけれども、社会的にも謝るとまではいかなくても、皆さんにご迷惑、ご心配おかけしました、くらいのことはきちんとオフィシャルでコメントするべきだと思う。

坂上:何が社会だよ!ロックなんだよ!

タカ:だったらしょうがねえ。いや、しょうがなくない。

――ここで一拍おいて、坂上が真顔で話し出す。

坂上:ピエール瀧容疑者が逮捕されたことによって、ピエールさんが携わっていた仕事関係の人たち、今もなお、色々な思いを抱えながら後始末に追われているわけじゃないですか。もしかしたら、石野さんも被害を被った1人なのかもしれない。でも、ピエールさんの相方って考えたときに、これはやっぱり違ったアプローチの仕方をしないと、納得は得られないし、納得させる気もないから、こういったツイートしたりしているのかもしれないですけど。まあ、誰も得しないようなことを、よくなさるんですね、この方は。

タカ:本当にある程度、時間が経ってファンの方がわかってくれているところもあると思うので、会見ができればいいのでしょうけど。そこまでするつもりがないのであれば、オフィシャルのコメントを1回きちんと出す時期じゃないかと思うし、言われたい放題言われるのは、黙っているからだと思う。だったらきちんと、言いたいことを言い、人から聞かれたことに対して答えるということもしないと。今までテレビに出てきた方のコメントを聞くと、二十数年前からライブではキメたお客さんが多くいたという状況だと取材した人がわかるなら、演奏していた人もわかってたんじゃないか。その辺も含めて聞きたいこともあると思う。

坂上:唯一の救いに、ピエール容疑者が自白というか、一つ一つのことを認めて言っている様子がうかがえるので、このまま知っていることは全て、正直に供述していって下さることを願いたいです。

 ガダルカナルタカやIKKOからは謝罪を勧める声も出たが、ネット記事が煽った程のものではないことがおわかりいただけるのではないだろうか。これに対し、ドイツに滞在中で番組を見たかも怪しい石野が〈猥奴ショー〉〈TVワイドショーとか嘘ばっか〉と批判を開始。ネット民もこぞって、「バイキング」攻撃をスタートしたのである。

東国原に批判殺到

 そしてピエール瀧の保釈が請求された4日朝、石野は、〈えー!?死刑じゃないの?〉。保釈が認められると、〈早く瀧に会いたいなー〉。さらに、頭を下げた瀧の髪が意外に薄いことが話題に上がると、〈留置所内で自分でむしって食べてたらしいよ。〉〈俺もむしって食べようっと。瀧の毛〉〈ケッ!ケッ!ってなりそう〉と次々と呟いたのだった。

 「バイキング」も翌日、第二弾を放送。ピエール瀧の謝罪の様子を一同が絶賛したあと、石野卓球のTwitterを紹介。まず電気グルーヴファンを自称する土田晃之が発言した。

土田:まあ大人としての意見はあるんでしょうけども……、僕らファンとすると、卓球さん、昔からこんな感じだよ!それを今、テレビとかマスコミが急に取り上げているだけで。

坂上:いやー、それはさ、一部のファンに向けるものなのか。俺が思うのは、逆に言ったらですよ、先ほど東さんが仰ったように、本人があのスーツを着て、七三で出てきているときに、これってプラスになるのか……。

東国原英夫:なんですかね、意地になってんですかね、石野さん。客観的に見てわかるじゃないですか、社会人として常識的な文言があっての、電気グルーヴのイメージを大切にするというのはわかるんですけど、いきなり電気グルーヴのあのイメージだけでやっているので、広く社会の方、電気グルーヴを知らない方が見たときに、この人社会人として大丈夫なのかという目で見られるということを自覚されているのか心配になる。

土田:ファンじゃない人にどう見られようが、何とも思ってないんじゃないですか。思ってたら、こういうこと言わないですよ。

坂上:逆に言ったら、自分が発することが瀧さんにマイナスに働くようなことってやるべきじゃない。

南美希子:50過ぎた大人の言葉として如何なものなのか。公演中止の時も、「だとよ」でしたよね。連帯責任ではないとしても、もうちょっと大人の発言が欲しかったなというのが本音ですね。

 やりとりはここで終了するのだが、番組を見ていないと思われる石野はこう呟く。

〈バイキングでは電気グルーヴ=PUBLIC ENEMY No.1(意味において)あそこが騒ぐとこっちは焼け太る〉

〈いまやTVじゃバカか老人しか誘導できないよ。〉

 すると、ネットではバイキングへの批判が渦巻いた。とくに東国原に非難が殺到し、彼は自信のTwitterで、改めて謝罪が必要と訴えた。こうした連帯責任論は、とあるサイトでは“道徳ファシズム”と名付けられて拡散した。

〈こんなことが起きていたのか。道徳ファシズムというのだな。 〉

〈僕は見ていないが、ピエール瀧の保釈に関しての『バイキング』での一コマ。坂上や東国原の発言なんて本当に大きなお世話で、それに比して土田の冷静な視点の素晴らしさよ。そして石野卓球の強さに惚れ惚れする。〉

〈卓球との絡みでバイキングはクソなんだなーって思ったが、坂上忍が出てる番組は皮膚感覚で避けてたのか、ろくに観たことないな〉

続いて、7日に放送された「サンデージャポン」(TBS系)も卓球の呟きを取り上げた。

藤森慎吾:僕は、卓球さんなりの激励だなと思ってみてましたけど。そっからの(バイキングとのバトルは)やりとりはあれだったですけど。コンビやってると、二人だけしかわからないこともあるし。愛情かな。

佐藤エリ:ファンとしての意見で申し訳ないんですけど、このツイートとか、ぶっちゃけ卓球さんの通常運転なんですよ。これが普通なんで、悪気もなく、これが当たり前だから。逆に普通の会話を求めないでほしい。メディアの過激な報道に対してけっこう怒ってるんですよ。だって卓球さんは犯罪者でもないのにバイキングさん、ちょっと犯罪者みたいな扱いしちゃうじゃないですか。ただのTwitterの文を見て"社会人として大丈夫か"とか"マイナスがどうのこうの"とか、悪口言って……。

 全体的に、「バイキング」とは同じ轍を踏むまいと、かなり卓球批判のトーンを抑えた感じの意見が相次ぐ。

 そしてテリー伊藤は「瀧被告が、あれ(卓球のツイート)を受け取れる精神状態にあるかどうかだと思うんですよね。今の。今までの瀧さんと全然違うと思う」と発言。最後に太田光が「卓球も意地になっているところが俺、あるような気がするんだよね。このキャラクターでずーっと来ているから、電気グルーヴって」と締め括ったのである。

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