羽生結弦、復帰は10月か 来シーズンは“令和の舞”

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 失意のシーズンを送った羽生結弦も、改元後はリンクに舞い戻ってくる。復活の暁には、どんな舞を見せてくれるのか。

「今季の彼は、怪我との戦いに追われていました」

 とは、ジャーナリストの青柳雄介氏である。

「昨年11月のグランプリシリーズ・ロシア大会の練習中に足首を負傷し、強行出場で優勝したものの、その後のファイナルや全日本選手権は欠場。約4カ月ぶりの実戦となった先月の世界選手権も銀メダルに終わりました。本来の30~40%の滑りしかできず、大会前の練習では、100%成功が求められる4回転ループが10本に2~3本しか決まらなかったというのです」

 今季はすでに、残りの試合の欠場が決まっており、

「復帰は10月からのグランプリシリーズになるでしょう。じっくり怪我を治し、日本での初滑りは11月下旬のNHK杯と思われますが、その前に海外で初戦を迎えることになるでしょう」

 そこは「陰陽師」になり切った羽生だけあって、

「復帰戦では、新元号にちなんだ和のテイスト、例えば雅楽を取り入れたオリジナル曲を用いる可能性も、十分あります」

“令和の舞”が待ち遠しい。

週刊新潮 2019年4月11日号掲載

特集「『新元号』報じられない20の謎」より

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