剛力彩芽が大ピンチの陰で、なぜか再評価される武井咲の敏腕マネージャー

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敏腕マネージャーの退社

 剛力の代わりはいない。新人タレントを育成し、人気者に育てるだけでも、かなりの手間と労力、そして時間と資金が必要だ。更に好感度が高く、大手企業とCM契約を結べるタレントとなると、一握りしかいないと言っていい。

「所属事務所のオスカープロモーションに在籍するタレントを見ても、剛力さんほどのCM契約を結べる人は数人しかいません。どれだけ剛力さんがワガママを言い、恋愛に突っ走ってしまったとしても、そこをコントロールしてこそ芸能事務所です。恋愛問題でこれほど窮地に追い詰められたタレントはなかなかいませんが、こういう事態を招いた責任の一端は事務所にもあると思いますね」(同・関係者)

 オスカープロモーションは業界を代表する大手芸能事務所。剛力彩芽のリスクマネジメントが後手に回ったのは、業界では衆目の一致するところだという。

 この関係者は、「実を言うと、同社を支えてきた優秀なマネージャーが退社しました。あの人がいたら、こういうことにはならなかったかもしれません」と明かす。このマネージャーを、仮にXさんとしておこう。

「2017年9月、オスカーの武井咲さん(25)は、EXILEのTAKAHIROさん(34)と突然、結婚・妊娠を発表。世論の一部から『プロ意識の欠如』と指摘され、広告業界ではCM契約に関する違約金問題も浮上しました。ところが、やり手で知られるXさんは、これを“おめでたニュース”にすり替えることに成功、CM契約も更新させてしまった。まんまと、武井さんの好感度も上げてしまったのです」(同・関係者)

 そのおかげで今でも武井は、大手スポンサーにとって「自社CMに出演してほしい芸能人」ランキングの上位にいるという。

「オスカーは所属タレントに甘く、直接、本人を叱責しないことで知られる事務所です。でも、事務所の幹部が武井の行動に納得いかなかったんでしょう。代わりにXさんが責められることに……。ところが武井さんはXさんに、『新婚生活を楽しみたいから、もっと仕事を減らしてほしい』と直訴したそうです」(同・関係者)

 共にカネを稼ぎ、名を上げることこそ、タレントと事務所の本懐――先に触れた通りだ。Xさんも、そのために体を張り、上層部の叱責を一身で受けてきた。だが武井は、親の心、子知らずで、「カネは必要ない」と言う。

「Xさんがいたからこそ、武井さんは今でも芸能界で活躍できています。そのことを彼女は分かっていません。マネージャーの落胆は激しかったと思います。そして上層部とタレントの板挟みとなり、今年3月、オスカーを去りました。Xさんは、自分の担当タレント以外にも、問題が起きると解決に尽力する人でしたからね。剛力彩芽にとっても、間違いなく“救世主”になれる存在でした。『もし、あの人がいたら……』という声は、少なくありません」(同・関係者)

週刊新潮WEB取材班

2019年4月1日掲載

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